日本人の配偶者ビザの更新方法・必要書類と注意点

日本人と結婚して在留資格「日本人の配偶者等」を持っている外国人の方は、在留期間が近づくと「ビザの更新手続き」が必要です。この記事では、配偶者ビザの更新に必要な書類や手続きの流れ、審査で注意すべきポイントを詳しく解説します。


日本人の配偶者ビザとは?

「日本人の配偶者等」とは、日本人と結婚している外国人に認められる在留資格です。初回の在留期間は通常「1年・3年・5年」となっており、期間満了の前に更新手続きを行う必要があります。

💡 更新の目安:在留期間満了の3か月前から申請可能です。


配偶者ビザ更新の必要書類

基本書類(外国人本人が用意)

書類名備考
在留期間更新許可申請書入管HPよりダウンロード可
パスポート・在留カードのコピー原本も持参
写真(縦4cm×横3cm)6ヶ月以内のもの
住民票(世帯全員分)続柄記載が必要
婚姻関係証明書・戸籍謄本直近3ヶ月以内

補足書類(日本人配偶者が用意)

書類名備考
住民税課税証明書・納税証明書市区町村役所で取得
身元保証書日本人配偶者が記入
世帯全体の生活状況を示す資料預金通帳写し、源泉徴収票など
同居の実態が確認できる資料旅行写真、LINE履歴なども効果的

🔗 身元保証書の書き方について詳しくはこちら:
日本人の配偶者ビザの身元保証書の書き方と記入例を徹底解説


更新申請の流れ

  1. 必要書類をそろえる
  2. 最寄りの出入国在留管理局で申請
  3. 審査期間:約2週間~2か月
  4. 結果通知(ハガキ)到着
  5. 入管で在留カードの更新を受け取る

更新審査での注意点

1. 同居の実態がない場合は要注意

審査では「実態のある結婚か」が厳しくチェックされます。別居や長期の別居がある場合は、やむを得ない理由や証拠資料を添付しましょう。

2. 配偶者の収入が不安定な場合

日本人配偶者の収入が少ない場合、生活費の出所を明確にする必要があります。預金残高の証明や、親族からの援助誓約書なども有効です。


よくある質問(FAQ)

Q. 在留期間が切れそうなときはどうすればいい?

A. 早めの申請が重要です。在留期間が過ぎると「不法滞在」になる可能性があります。

Q. 書類不備で不許可になることはある?

A. はい。不十分な説明や証拠不足、収入証明の不備などで不許可となる例もあります。

Q. 次回更新をスムーズにする方法は?

A. 日常の生活実態を記録(LINE履歴、写真、通帳コピー)し、書類を保管しておくことが有効です。


専門家によるサポートを希望される方へ

配偶者ビザ更新は、単なる書類提出ではなく「夫婦の生活実態」を審査されます。ご自身だけで対応するのが不安な方は、ビザ専門の行政書士に相談することで、不許可のリスクを大きく減らすことができます。


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まとめ

「日本人の配偶者ビザ」の更新では、生活実態の証明安定した生活基盤の提示が最も重要です。更新期限ギリギリにならないよう、3か月前からの準備を心がけましょう。万一、状況が複雑な場合は、専門家と連携して確実な申請を目指すことが大切です。

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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法