【興行ビザとは?】外国人タレント・スポーツ選手のための在留資格を完全解説
目次
■ 興行ビザとは?
興行ビザ(在留資格「興行」)とは、日本で外国人が演劇、音楽、ダンス、スポーツ、モデル業などの「興行活動」を行うために必要なビザです。芸能事務所・スポーツ団体・イベント運営会社などが外国人を呼ぶ際に必要になります。
■ 興行ビザが必要なケースとは?
以下のような外国人の活動に対して、興行ビザの取得が必要です。
対象となる職種例:
- 歌手・ダンサー・俳優・モデル
- 外国人プロスポーツ選手(サッカー、野球など)
- 興行に同行するマネージャー・通訳・技術スタッフ
- 外国映画・テレビ番組の出演者
📝 例:韓国アイドルグループが日本ツアーを行う際、日本側の事務所が彼らに興行ビザを取得させます。
■ 興行ビザの在留期間と活動範囲
在留期間は次のいずれかです:
在留期間 | 活動例 |
---|---|
15日 | 短期公演、イベント出演 |
3か月 | ドラマ収録、ライブ出演 |
6か月・1年・3年 | 長期契約(プロスポーツリーグ等) |
🛂 ビザの延長には、活動の継続性や報酬の適正性が問われます。
■ 興行ビザの取得条件と必要書類
▼ 基本的な取得条件
- 受入先の法人が合法的な興行活動を行っていること
- 外国人本人が一定の技能・実績を持っていること
- 報酬が適正であること
▼ 主な必要書類一覧:
書類名 | 内容 |
---|---|
招聘理由書 | なぜその外国人を呼ぶのか説明 |
雇用契約書 | 報酬額・期間などが明記された契約書 |
公演・活動スケジュール | 詳細な日程と場所の一覧 |
受入機関の会社概要 | 登記簿謄本や決算書など信頼性を示す資料 |
本人の経歴書・プロフィール | 過去の活動歴・出演歴など |
🔗 外部リンク: 出入国在留管理庁|在留資格「興行」
■ 興行ビザの注意点
- 風俗営業や不明瞭な契約があると不許可になる可能性あり
- 過去の違反歴があると審査が厳格化
- 滞在先や交通手段なども安全管理計画として提示することが望ましい
■ 興行ビザと他のビザとの違い
他のビザとの違いを理解することで、より適切な申請ができます。
🔗 関連記事:
👉 就労ビザと興行ビザの違いとは?申請前に知っておきたいポイントを解説
■ 興行ビザ申請に強い専門家に相談
興行ビザは審査が厳しく、プロのサポートが成功のカギになります。
■ 興行ビザ取得までの流れ【ステップガイド】
- 受入企業が活動計画を立てる
- 必要書類を準備
- 入国管理局に在留資格認定証明書を申請
- 外国人本人が本国の日本大使館・領事館でビザ申請
- 日本入国・活動開始
🗓 通常、申請から許可まで 1か月前後 かかります。
■ まとめ:興行ビザの取得ポイント
項目 | ポイント |
---|---|
対象者 | 芸能人、アスリート、モデル、マネージャーなど |
審査基準 | 実績・報酬・活動内容の信頼性 |
対策 | 書類の正確性と専門家のサポートが鍵 |
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |