配偶者ビザと家族滞在ビザの違いとは?就労可否・対象者・申請条件を徹底比較!
目次
この記事のポイント
- 配偶者ビザと家族滞在ビザの違いをわかりやすく解説
- どちらが就労可能?永住申請できる?
- ケース別のビザ選びの判断基準を紹介
- 【内部リンク】各ビザの詳細記事へ案内
- 【外部リンク】出入国在留管理庁など公式情報も掲載
配偶者ビザと家族滞在ビザの違いとは?
「配偶者ビザ」と「家族滞在ビザ」は、どちらも**家族として日本に滞在するためのビザ(在留資格)**ですが、以下の点で大きな違いがあります:
比較項目 | 配偶者ビザ(例:日本人の配偶者等) | 家族滞在ビザ(Dependent Visa) |
---|---|---|
対象者 | 日本人・永住者の配偶者 | 外国人就労者・留学生の配偶者・子供 |
就労の可否 | 制限なし(フルタイム就労可能) | 原則不可(資格外活動許可で週28時間まで) |
永住申請への影響 | 永住申請のカウント対象 | 原則対象外 |
扶養関係 | 扶養関係でなくてもOK(共働きも可) | 扶養される必要あり(扶養証明が必須) |
在留資格更新 | 婚姻関係の継続で更新可能 | 扶養者の在留資格や収入状況に依存 |
配偶者ビザとは?|自由に働ける、永住にも有利な在留資格
📌 概要
配偶者ビザは、以下のような外国人配偶者に対して認められる在留資格です。
- 「日本人の配偶者等」
- 「永住者の配偶者等」
✅ メリット
- 就労制限が一切なし(コンビニから会社員まで自由に働ける)
- 永住権・帰化のカウント対象(婚姻年数と居住年数が基準)
- 家計を支える収入も得やすく、家族として安定的な滞在が可能
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家族滞在ビザとは?|扶養される家族用ビザで就労制限あり
📌 概要
家族滞在ビザ(Dependent Visa)は、日本で働く外国人や留学生の配偶者や子供が日本で暮らすためのビザです。
対象となる主な在留資格:
- 技術・人文知識・国際業務
- 特定技能
- 高度専門職
- 留学ビザ
✅ 特徴と制限
- 原則就労不可(※資格外活動許可を取得すれば週28時間までのパート可)
- ビザ更新・滞在期間は扶養者の在留資格に依存
- 扶養能力を証明する必要あり(年収250万~が目安)
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ケース別:どのビザを選べばいい?
ケース例 | 選ぶべきビザ | 理由 |
---|---|---|
日本人と結婚して日本に住む | 配偶者ビザ | 自由に働ける・永住申請がしやすい |
技術ビザの夫と一緒に日本に住みたい | 家族滞在ビザ | 夫の扶養に入って一緒に生活できる |
日本人と結婚後、パートで働きたい | 配偶者ビザ | パートだけでなくフルタイムも可能 |
留学生の妻として日本に渡航したい | 家族滞在ビザ | 留学中の配偶者が扶養者となる |
ビザ申請に必要な主な書類
配偶者ビザ(日本人の配偶者等)
- 婚姻届受理証明書
- 住民票
- 質問書(結婚の経緯など)
- 結婚証明書(外国語→日本語訳)
家族滞在ビザ
- 扶養者の在留カードとパスポートのコピー
- 扶養者の収入証明(課税証明書など)
- 親子関係証明書や結婚証明書
よくある質問(FAQ)
Q1. 家族滞在ビザから配偶者ビザに変更できますか?
➡ 可能です。たとえば外国人留学生と結婚し、その後永住者になった場合、家族滞在→配偶者ビザへ変更ができます。
Q2. 家族滞在ビザでフルタイム就労は可能ですか?
➡ 原則NGです。資格外活動許可を得ても、週28時間までのパート勤務に限られます。
【まとめ】配偶者ビザと家族滞在ビザの選び方
あなたの状況 | 最適なビザ |
---|---|
日本人・永住者と結婚 | 配偶者ビザ |
外国人労働者・留学生の配偶者 | 家族滞在ビザ |
就労を自由にしたい | 配偶者ビザ |
扶養される前提で来日したい | 家族滞在ビザ |
ビザ取得は専門家に相談するのが安心!
外国人の在留資格申請は非常に専門的で、わずかな不備でも不許可になるリスクがあります。スムーズに取得したい方は、ビザ申請に強い行政書士事務所への相談をおすすめします。
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |