日本人の配偶者ビザ申請で年齢差が大きい場合の注意点と対策


1. 年齢差がある夫婦の配偶者ビザ申請はなぜ厳しい?

在留資格「日本人の配偶者等」は、本来「真実の婚姻関係」がある外国人配偶者のためのビザです。しかし、年齢差が大きい場合(15歳以上)、入管は以下のような懸念を抱きやすくなります。

  • 偽装結婚ではないか
  • 経済的援助や在留目的での結婚ではないか
  • 本当に婚姻生活が継続できるのか

こうした疑念に対し、詳細な説明と証拠資料の提出が求められます。

👉 日本人の配偶者ビザの基礎知識


2. 審査官が注目する5つのチェックポイント

✅ 出会いから結婚までの経緯

  • 初対面の状況
  • 交際の開始時期と頻度
  • 結婚を決意した理由

**ポイント:**時系列で具体的に説明し、第三者でも納得できる内容にしましょう。

✅ 年齢差についての説明

  • 互いに惹かれた理由
  • 年齢差によるギャップをどう乗り越えているか
  • 家族の理解や反応

✅ コミュニケーションの実態

  • LINEやメッセージの履歴
  • ビデオ通話のスクリーンショット
  • 記念日や旅行の写真

✅ 経済的な基盤

  • 日本人配偶者の職業と収入
  • 同居の有無と居住状況
  • 生活費の負担割合

👉日本人の配偶者ビザ申請に必要な収入証明まとめ

✅ 周囲の理解・協力

  • 両親や友人に紹介した証拠
  • 結婚式・親族写真
  • 手紙や証明書の添付

3. 年齢差カップルが提出すべき補足資料

📄 推奨される書類リスト

  • 理由書(年齢差に関する説明を含む)
  • SNSやチャットのスクリーンショット
  • 共同生活を証明する書類(住民票、公共料金請求書、賃貸契約書)
  • 写真(2人の日常、家族との交流)
  • 納税証明書・課税証明書
  • 日本語・母国語訳付きの証明文

👉 日本人の配偶者ビザ|申請理由書の正しい書き方と例文を徹底解説!


4. よくある不許可理由とその対策

不許可理由対策方法
交際歴が短い出会いからの詳細を証明、定期的な交流の証拠提出
年齢差が大きい説明文・写真・家族との関係資料を充実させる
経済力不足日本人側に安定した収入があることを証明
書類の不備行政書士など専門家に事前チェック依頼

5. 専門家への相談で不安を解消

年齢差があるからといって、必ずしも配偶者ビザが不許可になるわけではありません。しかし、通常よりも審査が厳格になるため、行政書士など専門家のサポートを活用するのが成功への近道です。

🔗 外部参考:
出入国在留管理庁|在留資格「日本人の配偶者等」


まとめ

年齢差が大きい夫婦の配偶者ビザ申請では、「真実の結婚」であることを入管にしっかり伝えることが重要です。
そのためには、丁寧な理由書作成と証拠資料の充実が不可欠です。プロに相談することで不安を軽減し、成功率を高めましょう。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法