日本人の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の審査ポイントと通過のコツ

1. 日本人の配偶者ビザとは?

「日本人の配偶者ビザ(在留資格『日本人の配偶者等』)」は、日本人と結婚した外国人配偶者が日本で合法的に滞在・就労できる在留資格です。正式名称は「在留資格『日本人の配偶者等』」であり、結婚生活の実態が重視されます。


2. 在留資格「日本人の配偶者等」の取得条件

配偶者ビザの取得には、以下の要件を満たす必要があります。


3. 配偶者ビザ審査で重要な7つのポイント

以下の項目は、入管が特に重視する審査ポイントです。

① 結婚の信ぴょう性

SNSや婚姻届、親族の紹介などが証明材料になります。

② 日本語・英語でのコミュニケーション

言葉の壁がある場合、通訳や翻訳者を介しても交際が成立しているかが問われます。

③ 同居の有無・計画

別居婚は疑いを持たれやすいため、合理的な理由と証明が必要です。

④ 安定した収入・生活基盤

日本人配偶者または外国人配偶者に安定した収入があるかが審査対象です。

⑤ 過去の在留履歴

オーバーステイ歴や虚偽申請歴がある場合は不利になります。

⑥ 年齢差や国際結婚の経緯

年齢差が大きい、短期間での結婚などは偽装結婚を疑われやすいです。

⑦ 提出書類の整合性

情報の矛盾や不備は、不許可の大きな原因になります。

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4. 不許可になりやすいケースとは?

  • 偽装結婚と疑われる事例
  • 婚姻期間が極端に短い
  • 面接で矛盾した証言
  • 日本人配偶者の収入が低すぎる
  • 書類の誤記・不足

補足記事リンク:
👉 【保存版】日本人の配偶者ビザの不許可通知が届いたらすぐすべき5つの対応策


5. 許可率を上げるための具体的対策

  • 詳細な申請理由書を作成
  • 写真・通話履歴・LINEスクショの添付
  • 第三者の証明書(親族・友人)を提出
  • 行政書士や専門家に相談

6. よくある質問(FAQ)

Q:年齢差が大きくても大丈夫?
A:年齢差自体は問題ではありませんが、正当な交際の経緯を証明することが必要です。

Q:無職でも申請できますか?
A:可能ですが、生活基盤の裏付け資料が重要になります。

Q:遠距離結婚で同居していなくても申請できますか?
A:可能ですが、合理的な説明と将来的な同居計画が必要です。


7. 専門家に依頼すべきタイミングとは?

  • 申請書類に不安がある
  • 過去にビザ申請で不許可を受けた
  • オンライン婚・遠距離婚で証明が複雑

信頼できる行政書士の活用は、許可率を高める上で非常に有効です。


8. まとめ

日本人の配偶者ビザの審査は、単なる書類審査ではなく、「結婚の真実性」と「日本での生活基盤」が重視されます。不安な場合は、早めに専門家に相談し、審査ポイントを押さえた上で確実な準備を進めましょう。

 
「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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