日本人の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)質問書サンプルと記入ポイント完全ガイド
目次
はじめに:配偶者ビザ取得の第一歩は「質問書」から
日本人と結婚した外国人が日本に長期滞在するには、「在留資格『日本人の配偶者等』」、いわゆる配偶者ビザの申請が必要です。その中でも非常に重要なのが「質問書」です。
この質問書は、結婚の実態や信憑性を判断するための重要書類で、審査の合否を大きく左右します。本記事では、配偶者ビザの質問書サンプルをもとに、記入のポイントやよくあるミス、審査官が注目する項目などを詳しく解説します。
1. 配偶者ビザの質問書とは?
配偶者ビザの申請時に提出が求められる「質問書」は、結婚の経緯や夫婦の実態を確認するための公式な書類です。主に以下のような情報が求められます。
- 出会いの経緯
- 交際期間・内容
- 結婚の決め手
- 夫婦間の言語や文化の違いについての対応
- 結婚生活の具体的な計画
2. 質問書で問われる主な内容
主な質問項目(例):
- いつ、どこで知り合ったか
- 初めて会った日と場所
- 交際開始時期とその後の交際内容
- 結婚を決意した理由
- 相手の家族との関係
- 今後の居住予定地や生活設計
3. 質問書のサンプル(記入例付き)
以下は、実際の質問書に基づいたサンプル記入例です。
質問項目 | 記入例(サンプル) |
---|---|
出会いのきっかけ | 2019年6月、共通の友人を通じて東京で知り合った。 |
初めて会った日時・場所 | 2019年6月15日、渋谷のカフェで初対面。 |
交際期間と内容 | 2019年7月から交際を開始。週に1~2回会い、旅行や外食を重ねた。お互いの家族にも紹介済み。 |
結婚の決め手 | 性格の相性と将来を真剣に考えたことから、2021年に結婚を決意。 |
※ 本サンプルはあくまで一例であり、実際の事実をもとに正確に記入してください。
4. 記入時のポイントと注意点
- 虚偽記載は厳禁:矛盾があると不許可のリスクが高まります。
- 具体性を持たせる:抽象的な表現ではなく、「いつ」「どこで」「何をした」まで詳しく。
- 一貫性を保つ:質問書・申請理由書・写真・LINE履歴などの内容は整合性が必要です。
- 漢字・英語・翻訳:相手の国籍に応じて読みやすく配慮した記載が望ましい。
5. よくある質問(FAQ)
Q. 記憶があいまいな部分がある場合は?
A. 推測ではなく、思い出せる範囲で正直に記載し、「不明」や「記憶が定かでない」と補足しても可。
Q. 同棲していないと不利?
A. 絶対条件ではありませんが、同棲や実際の生活実態がある方が有利に働きやすいです。
6. 配偶者ビザが不許可になる典型例
- 質問書の内容が曖昧・矛盾
- 交際期間が短すぎる(1~2か月未満など)
- 会った回数が極端に少ない
- 第三者(紹介者や家族)の記載が曖昧
7. 書類提出時のコツとサポート方法
- 専門家に相談:行政書士やビザ専門事務所に相談すると、通過率が大きく上がるケースがあります。
- 追加資料を準備:LINEや写真、通話記録、手紙など、交際の証明となる資料を添付しましょう。
8. まとめ:質問書は「信頼」のカギ
「質問書」は単なる記入用紙ではなく、審査官にあなたの結婚が真実であることを証明する最初のプレゼン資料です。曖昧な表現は避け、具体的で誠実な記載を心がけましょう。
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |
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