ビザ在留資格と日本語能力試験(JLPT)とは?外国人が日本で生活・就労するための完全ガイド

✅この記事で分かること

  • ビザと在留資格の違いとは?
  • JLPT(日本語能力試験)とは何か?
  • 各ビザに必要な日本語レベル(JLPTレベル)
  • JLPTの勉強法と受験のポイント
  • よくある質問(FAQ)

1. ビザと在留資格とは?違いをわかりやすく解説

◉ 在留資格とは

「在留資格」とは、外国人が日本でどのような活動を行うかに基づき、日本政府から許可された滞在の種類です。たとえば「留学」「技術・人文知識・国際業務」「特定技能」などが該当します。

◉ ビザとは

「ビザ(査証)」は日本に入国する前に、日本大使館や領事館で取得する許可証のこと。入国許可と在留資格は別物ですが、多くの人が混同しています。


2. JLPT(日本語能力試験)とは?

◉ JLPTの正式名称と目的

JLPTとは「Japanese Language Proficiency Test」の略で、日本語を母語としない外国人を対象とした日本語能力を測る試験です。

◉ 試験レベルと特徴

レベル難易度目安となる能力
N1最難関新聞・ビジネス文書を理解
N2高度日常生活・仕事の会話ができる
N3中級簡単な会話・読み書きが可能
N4初級基本的な日本語がわかる
N5入門あいさつ・簡単な会話が理解できる

3. JLPTと在留資格の関係|どのレベルが必要?

◉ ビザ取得に求められる日本語力の例

在留資格の種類求められるJLPTレベル
技能実習N5〜N4程度
特定技能(1号)N4以上+分野別試験合格
技術・人文知識・国際業務N2〜N1(就職先による)
介護(特定技能)N3以上(介護日本語評価試験も必要)
永住・定住N2〜N1が望ましい

💡JLPTの合格は、ビザ審査での信頼性アップにつながります。


4. JLPTの受験方法と勉強法

◉ 試験日と申込方法

  • 年2回実施(7月・12月)
  • インターネットまたは郵送で申し込み
  • 受験料:約6,500円(2025年時点)

◉ 効果的な勉強法

  • 毎日の日本語学習を習慣化
  • 単語帳や文法書を使って反復学習
  • 過去問題・模擬試験で実力チェック
  • 日本語会話アプリや日本人との交流

◉ おすすめ教材

  • 『新完全マスターシリーズ』
  • 『TRY! 日本語能力試験』
  • JLPT公式問題集(JEES発行)

5. JLPT合格のメリット

✅ ビザ申請がスムーズになる

多くの在留資格申請で、日本語能力の証明が加点・評価対象になります。

✅ 日本企業への就職に有利

JLPT N2以上を求める企業が増加中。履歴書でアピール可能。

✅ 日常生活が快適になる

銀行、病院、市役所などでの手続きも安心。


6. よくある質問(FAQ)

Q1. JLPTは誰でも受けられますか?

→ 年齢・国籍問わず誰でも受験可能です。

Q2. JLPTの合格証に有効期限はありますか?

→ ありません。一度合格すれば生涯有効です。

Q3. JLPT以外に認められる日本語試験はありますか?

→ JFT-BasicやBJTビジネス日本語能力テストなども一部で認定されています。


まとめ|JLPTは日本でのビザ申請と生活成功のカギ

在留資格の取得や更新、日本での就職や永住を目指すうえで、JLPTは非常に重要な試験です。
あなたの目標に合ったJLPTレベルを把握し、計画的に学習を進めることで、将来の選択肢が大きく広がります。

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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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