プロアスリートの興行ビザ取得方法|必要書類・手続き・注意点を徹底解説!

はじめに

プロアスリートが日本で試合やイベントに参加するには、適切な「興行ビザ(エンターテイナー・ビザ)」の取得が必要です。本記事では、プロ格闘家・サッカー選手・バスケットボール選手・ゴルファーなどが対象となる「興行ビザ」について、取得条件・申請方法・必要書類・注意点まで、SEO対策も考慮してわかりやすく解説します。


興行ビザとは?

興行ビザ(興行在留資格)は、日本での演劇、演芸、演奏、スポーツ等の興行活動を目的とする外国人が必要とする在留資格です。プロスポーツ選手はこのカテゴリーに該当します。


対象となる主なプロアスリート

  • 総合格闘技選手(例:RIZIN出場者)
  • プロレスラー(例:新日本プロレス、NOAHなど)
  • サッカー選手(Jリーグ参加選手)
  • 野球選手(独立リーグ、NPBなど)
  • ゴルファー(ジャパンツアー参加者)

興行ビザ取得の流れ(ステップ形式)

1. 招聘元(興行主)を決定

ビザ申請には**日本側の招聘元(イベント主催者やチーム)**が必要です。

2. 必要書類の準備

外国人選手本人が用意するもの

  • パスポートのコピー
  • 履歴書(スポーツ歴を記載)
  • 写真(4cm×3cm)
  • 契約書の写し(ギャランティの記載必須)

日本側(招聘者・興行主)が用意するもの

  • 招聘理由書
  • 活動予定表
  • 興行計画書(会場・観客数などを記載)
  • 収支予算書(報酬内容含む)
  • 登記簿謄本・会社案内など

※プロ団体の認定書類や大会の公式パンフレットも効果的です。

3. 在留資格認定証明書(COE)を申請

申請先:出入国在留管理局(入管)
所要時間:約1〜2ヶ月(早めの準備推奨)

4. COE取得後、現地大使館・領事館でビザ申請

COEを持って、現地の日本領事館で正式にビザを取得します。


取得における注意点

  • 「アマチュア扱い」とされると却下されるリスクがあります。プロであることを証明する媒体資料や契約金額提示が重要です。
  • 報酬額が極端に低いとビザが下りにくくなります。
  • 反社会勢力との関係や過去の犯罪歴は審査対象になる場合があります。

興行ビザの有効期間と更新について

  • 初回は3ヶ月〜1年が一般的(活動内容による)
  • 長期契約(Jリーグ、プロ野球など)の場合は最大5年まで可能
  • 更新には継続契約の証明書類が必要です

よくある質問(FAQ)

Q1: 興行ビザで家族を帯同できますか?

A1: 配偶者・子供に関しては「家族滞在ビザ」を別途申請することで帯同可能です。

Q2: 興行ビザでアルバイトできますか?

A2: できません。 興行活動に限られます。


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まとめ

プロアスリートが日本で活動するには、興行ビザの正しい取得と管理が不可欠です。手続きの遅れや不備があると来日ができず、試合が中止になるリスクもあるため、早期準備と専門家との連携が重要です。

✅ 興行ビザのポイントまとめ

  • 招聘元と契約を結ぶ
  • 証明書・書類を万全に揃える
  • プロとしての実績を明確に示す
  • 入管への提出スケジュールに余裕をもつ

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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法