外食業分野の特定技能ビザ更新手続きと必要書類【完全ガイド】

はじめに

2024年から特定技能ビザの対象分野が拡大し、外食業も特定技能2号の対象となりました。外食業で働く外国人にとって、ビザの更新手続きは非常に重要なステップです。
本記事では、外食業分野の特定技能ビザの更新手続きの流れと必要書類を詳しく解説します。
また、最新の法改正情報や注意点もまとめているため、初めての方も安心して手続きを進められます。


1. 特定技能ビザ(外食業)とは?

  • 特定技能1号:就労可能な期間は最大5年。家族帯同は原則不可。
  • 特定技能2号:熟練技能者向け。期間更新無制限で家族帯同可能。2024年より外食業も対象に追加。

外食業における特定技能2号ビザ取得の詳しい条件は「特定技能ビザを「外食業」分野で取得するための要件とは?徹底解説!」をご参照ください。


2. 外食業分野の特定技能ビザ更新手続きの流れ

ステップ1:更新申請の準備

更新期限の約3ヶ月前から準備を始めましょう。更新申請は期限の1ヶ月前までに提出が必要です。

ステップ2:必要書類の収集

以下の必要書類を準備します。(詳細は後述)

ステップ3:申請書類の提出

入国管理局の管轄窓口に直接提出、または郵送が可能です。

ステップ4:審査・許可

通常、1〜2ヶ月で審査が完了し、許可が下ります。

ステップ5:新しい在留カードの受け取り

更新許可後、新しい在留カードが発行されます。


3. 特定技能ビザ更新に必要な書類一覧(外食業)

書類名説明
1. 在留期間更新許可申請書入国管理局の公式様式を使用
2. 在留カードのコピー表裏両面のコピー
3. パスポートのコピー顔写真・入国記録のページ
4. 雇用契約書または雇用証明書現在の雇用状況を証明する書類
5. 申請理由書更新理由や今後の活動計画を記載
6. 健康診断書(必要に応じて)健康状態の確認のため
7. 納税証明書または源泉徴収票税金を適切に納めている証明
8. 支援計画書・支援実施報告書(1号の場合)支援機関からの支援内容を証明

※特定技能2号に移行する場合は、追加書類が必要です。詳しくは「外食業分野における特定技能1号から2号への移行方法【完全ガイド】」をご覧ください。


4. 更新申請時の注意点

  • 更新期限に注意:在留期限の1ヶ月前までに必ず申請を。期限切れ後は不法滞在となるため厳禁です。
  • 雇用状況の証明:安定した雇用を証明できないと更新が認められないことがあります。
  • 支援計画の遵守:1号の場合、支援計画に基づく支援の実施が重要です。未実施の場合、更新が難しくなる場合があります。
  • 健康状態の確認:特にコロナ禍以降、健康診断の提出を求められる場合があります。

5. 更新申請の費用

  • 在留期間更新許可申請手数料:無料
  • 書類準備にかかる費用や翻訳費用は別途発生する可能性あり

6. 申請先・問い合わせ先

  • 出入国在留管理庁
    公式サイト
  • 特定技能外国人支援センター

7. まとめ

外食業分野の特定技能ビザ更新は、期限内の申請と正確な書類準備が成功のカギです。
本記事を参考に、必要書類を漏れなく準備し、余裕をもって申請手続きを進めましょう。

また、状況により手続きの詳細が変わる場合もあるため、最新情報は必ず公式サイトや専門家に確認してください。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法