インターンシップで使う「特定活動ビザ」と「文化活動ビザ」の違いとは?【徹底解説】
日本でのインターンシップに挑戦したい留学生や外国人にとって、ビザの種類選びは非常に重要です。特に「特定活動ビザ」と「文化活動ビザ」はどちらもインターンシップに利用されることがありますが、その違いを正しく理解しないとトラブルの原因になります。
本記事では、インターンシップでよく利用される特定活動ビザと文化活動ビザの違いをわかりやすく解説し、適切なビザ選びをサポートします。
目次
1. 特定活動ビザとは?
特定活動ビザの概要
「特定活動ビザ」は、日本の法務省が認めた特定の活動を行う外国人に発給されるビザで、非常に幅広い活動に対応しています。インターンシップのほか、研修や就職活動、ワーキングホリデーなどにも利用可能です。
インターンシップでの特定活動ビザの特徴
- 就労の許可がある場合が多い
一部のインターンシップでは実際に報酬を得ることも認められています。 - 活動内容の幅が広い
企業での実務経験や研修が含まれます。
【参考】リンク 法務省「在留資格:特定活動」
2. 文化活動ビザとは?
文化活動ビザの概要
「文化活動ビザ」は、日本で文化・芸術、学術研究などを非営利で行う外国人に対して発給されるビザです。主に研究者やアーティスト、または学業の一環としての活動に適用されます。
インターンシップでの文化活動ビザの特徴
- 報酬を得ることはできない
文化活動ビザでは基本的に「非営利」での活動に限定されるため、給与を受け取るインターンはできません。 - 学術的・文化的活動に重点
大学での研究の一環や伝統文化の習得などに用いられます。
3. 特定活動ビザと文化活動ビザの大きな違いまとめ
ポイント | 特定活動ビザ | 文化活動ビザ |
---|---|---|
活動内容 | インターン・研修・就職活動など幅広い | 文化・学術研究の非営利活動 |
報酬の受け取り | 条件付きで可能 | 不可 |
活動場所 | 企業や団体での実務経験が中心 | 大学や研究機関、文化団体など |
申請難易度 | 比較的柔軟 | 活動内容が限定される |
4. インターンシップでのビザ選択ポイント
- 有給インターンなら特定活動ビザを検討
報酬を得る場合は特定活動ビザが必要です。 - 非営利で文化・学術的活動の場合は文化活動ビザが適切
例えば大学の研究室でのインターンなど。 - 就労ビザが適用できる場合もあるため、状況に応じて確認を
関連記事:技術・人文知識・国際業務ビザ(在留資格『技術・人文知識・国際業務』)とは?外国人就労の基本を徹底解説!
5. ビザ申請に関する注意点とおすすめの相談窓口
- 申請書類は正確に準備することが重要
- ビザの種類により必要書類が異なるため注意
- 専門家への相談が安心
おすすめの相談窓口:
- 法務省 出入国在留管理庁
- 専門の行政書士
まとめ
インターンシップで日本に滞在する際、ビザの選択は活動内容と報酬の有無によって大きく異なります。
- 報酬がある実務経験なら「特定活動ビザ」
- 非営利で学術や文化的活動なら「文化活動ビザ」
正しいビザ選択で快適なインターンシップ生活を実現しましょう。
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |