研修ビザと短期滞在ビザの違いを徹底解説
「研修ビザ」と「短期滞在ビザ」は、いずれも長期滞在を目的としない在留資格ですが、対象者・滞在目的・期間・必要書類が大きく異なります。
この記事では、両者の違いをわかりやすく解説し、申請時の注意点やよくある誤解についても触れます。
目次
研修ビザとは?
研修ビザは、日本で特定の知識・技術を習得するために発給される在留資格です。企業や自治体、国際交流団体などによる研修プログラムに参加する外国人が対象となります。
主な特徴
- 滞在目的:専門分野の研修(企業・団体主導)
- 滞在期間:最大1年
- 就労可否:原則就労不可(研修目的に限る)
- 必要書類:研修計画書、受入機関の推薦書、滞在費用証明など
詳しくは 「研修ビザとは?取得条件・特徴・注意点をわかりやすく解説」をご参照ください。
短期滞在ビザとは?
短期滞在ビザは、観光・親族訪問・商用(会議参加・商談)など短期間の滞在を目的としたビザです。
主な特徴
- 滞在目的:観光、親族訪問、商用(非就労)
- 滞在期間:15日・30日・90日
- 就労可否:不可
- 必要書類:招へい理由書(親族訪問・商用)、滞在予定表、旅程表など
詳細は 在留資格|短期滞在(出入国在留管理庁)をご確認ください。
研修ビザと短期滞在ビザの違い【比較表】
項目 | 研修ビザ | 短期滞在ビザ |
---|---|---|
滞在目的 | 技術・知識の研修 | 観光・親族訪問・商用 |
滞在期間 | 最大1年 | 15日~90日 |
就労可否 | 研修目的に限定して可 | 完全不可 |
申請先 | 出入国在留管理庁 | 在外日本公館 |
必要書類 | 研修計画書、推薦書など | 招へい理由書、旅程表 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 研修ビザで観光はできますか?
研修期間中に休日を利用した観光は可能ですが、あくまで研修が主目的である必要があります。
Q2. 短期滞在ビザから研修ビザに変更できますか?
原則、短期滞在から他の在留資格への変更は認められません。研修ビザを希望する場合は、一度出国してから改めて申請が必要です。
まとめ:目的に応じて正しいビザを選択しましょう
- 研修ビザ:日本で専門分野の知識や技能を学ぶ場合
- 短期滞在ビザ:観光や親族訪問、短期商用の場合
ビザの種類を誤ると入国できないリスクがあります。必ず申請前に目的に合った在留資格を確認しましょう。
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参考リンク
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |