日本人の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の審査期間はどれくらい?早く許可されるためのコツ

外国人配偶者と日本で安心して暮らすためには、「日本人の配偶者等」ビザの取得が欠かせません。この記事では、審査期間の目安と、できるだけ早く許可を得るための実践的なポイントを解説します。


日本人の配偶者ビザとは?

「日本人の配偶者等」ビザは、日本人と婚姻した外国人が、日本で生活するために必要な在留資格です。対象者は以下の通りです。

  • 日本人の配偶者(夫・妻)
  • 日本人の実子
  • 日本人の特別養子

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審査期間の目安

申請から許可までの審査期間は、通常1ヶ月〜3ヶ月が目安です。ただし、申請内容や地域、提出書類の精度によって大きく変動する可能性があります。

ビザの種類審査期間(平均)
在留資格認定証明書交付申請(海外から呼ぶ場合)約1〜3ヶ月
在留資格変更許可申請(例:短期滞在→配偶者ビザ)約1〜2ヶ月
在留期間更新許可申請約2週間〜1ヶ月

審査が早くなるケースと遅くなるケース

早くなるケース

  • 過去にビザの取得歴があり、在留実績に問題がない
  • 書類に不備がなく、説明が論理的
  • 婚姻生活の実態が証拠資料で明確に示されている
  • 身元保証人が信用力のある人物(収入・納税状況が良好)

遅くなる・不許可になるケース

  • 書類の記載ミスや証拠不足
  • 「偽装結婚」の疑いがあると判断される場合
  • 申請人や配偶者が過去にオーバーステイや在留違反歴あり

早期許可を得るためのコツ5選

1. 書類の精度を高める

誤字脱字、記入漏れを避け、入管が求める基準に沿った様式で正確に提出しましょう。

関連記事:日本人の配偶者ビザに必要な書類一覧|不許可を避けるポイントも解説!

2. 結婚の実態を示す証拠を豊富に

  • ツーショット写真(交際〜結婚後)
  • メッセージ履歴(LINE、メール)
  • 結婚式・家族との交流の記録
    などを時系列でまとめると説得力が増します。

3. 理由書を丁寧に書く

配偶者との馴れ初め、交際の経緯、日本での生活予定を詳しく説明しましょう。入管が納得できる背景が重要です。

4. 信頼性の高い保証人を立てる

保証人は原則として日本人配偶者本人でも可能です。安定した収入があり納税状況が良好な人が望ましいです。永住者も保証人になれます。

関連記事:日本人の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の保証人の責任とは?

5. 書類は「多すぎるくらい」がちょうどいい

入管は形式的な書類だけでなく「結婚生活の実態」を重視しています。追加資料として提出できるものは積極的に準備しましょう。


ビザ申請に不安がある場合の対応策

配偶者ビザは個別の事情が重視されるため、少しのミスが審査の長期化や不許可につながることも。以下のようなケースでは、専門家(行政書士)に相談することをおすすめします。

  • 相手が短期滞在中で変更申請を考えている
  • 国際遠距離恋愛で証拠が乏しい
  • 過去にビザが不許可になった経験がある

関連記事:短期滞在ビザから日本人の配偶者ビザへ変更申請は可能?要件・注意点を徹底解説【専門家監修】


まとめ

「日本人の配偶者等」ビザの審査期間は、提出書類の精度や証拠資料の説得力によって大きく左右されます。スムーズに許可を得るためには、事実を丁寧に書き、裏付け資料を徹底的に揃えることが最も重要です。

申請前に不安があれば、専門家のサポートを受けることで安心して手続きを進められるでしょう。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法