医療ビザの申請方法と必要書類一覧

1. 医療ビザ(在留資格「医療」)とは?

医療ビザとは、日本で医療行為を行うために必要な在留資格の一つです。医師、歯科医師、看護師、助産師などの医療専門職が対象となり、日本国内での医療活動を合法的に行うことができます。
特に高度な医療技術や専門知識を持つ外国人の受け入れ促進のために設けられています。

参考リンク: 出入国在留管理庁 在留資格「医療」


2. 医療ビザの申請対象者

  • 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産師など医療資格を持つ外国人
  • 日本の医療機関での就労が決まっている方
  • 日本の医療関連機関や研究機関で医療行為に従事する場合

3. 医療ビザの申請方法

3-1. 在留資格認定証明書の申請(日本入国前)

医療ビザを取得するためには、まず「在留資格認定証明書(COE)」を申請します。
これは日本の出入国在留管理局に申請し、許可が下りると発行されます。

3-2. 日本大使館・領事館でのビザ申請

COEを取得後、申請者は居住国の日本大使館または領事館にてビザ申請を行います。
その後、日本に入国し、入国管理局で在留カードを受け取ります。


4. 医療ビザ申請に必要な書類一覧【2025年最新版】

書類名説明
1. 在留資格認定証明書交付申請書出入国在留管理局所定の申請書
2. 資格証明書(医師免許等)医療資格を証明する免許証の写し
3. 職務経歴書医療機関での実務経験を詳細に記載したもの
4. 受入れ医療機関の証明書雇用先の医療機関からの就労証明書または契約書
5. パスポートの写し有効期限内のパスポートのコピー
6. 写真最近3か月以内に撮影した証明写真(4cm×3cm程度)
7. その他書類日本語能力証明(必要に応じて)、戸籍謄本など

:書類は原則日本語または英語で提出。その他言語の場合は翻訳文を添付してください。


5. 医療ビザ申請の注意点

  • 申請前に医療資格の確認を:日本の医療資格と外国の資格が異なる場合があります。厚生労働省の認定資格を確認してください。
  • 就労先医療機関の役割が重要:雇用契約書の記載内容により審査が左右されることがあります。
  • 日本語能力:医療現場では日本語能力が求められる場合が多いため、証明書の提出や面接が必要になることもあります。

6. 医療ビザ取得後の更新・変更について

医療ビザは通常1年または3年の期間で発給されます。更新時には引き続き医療機関での就労証明が必要です。転職や職種変更時は在留資格変更申請を行います。


7. まとめ

医療ビザの申請は書類準備と申請手続きが複雑ですが、医療現場で働くために必須のステップです。最新の法令や必要書類を必ず確認し、正確に準備しましょう。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法