永住者の配偶者ビザ「質問書」の書き方|記入例付きでわかりやすく解説
永住者の配偶者として日本に在留するためには、「永住者の配偶者等ビザ(在留資格)」の取得が必要です。その申請時に提出が求められるのが「質問書」。この書類は、出入国在留管理庁(入管)に対し、結婚の真実性や生活実態を示す非常に重要な書類です。
本記事では、「永住者の配偶者等」ビザの質問書の正しい書き方と記入例を、【行政書士監修】のもと、わかりやすく解説します。
目次
1. 質問書とは何か?役割と提出のタイミング
質問書の目的
質問書は、「結婚が真実かつ継続的な関係であるか」を確認するための補足資料です。偽装結婚を防止する目的があり、詳細な生活実態や交際の経緯などが問われます。
提出タイミング
在留資格認定証明書交付申請(COE)または在留資格変更許可申請時に提出します。
2. 質問書の構成と記入方法【記入例あり】
以下は、実際の「質問書」の記載項目とそのポイントです。
① 交際開始から結婚までの経緯
記入例:
「2019年4月、友人の紹介で知り合い、同年8月から交際を開始。2020年12月に婚約し、2021年3月に婚姻届を提出しました。」
ポイント:
- 年月を具体的に記入
- どこで出会ったか(職場・SNS・紹介など)を明確に
② 交際・結婚時の言語と意思疎通の方法
記入例:
「主に日本語で会話しています。互いに日本語検定・語学学校で学びました。」
ポイント:
- 翻訳アプリなどを併用している場合も正直に記載
- 文化や宗教の違いについて話し合っている旨も◎
③ 結婚後の生活状況(住所・同居開始時期)
記入例:
「2021年4月より東京都杉並区の現在の住居で同居しています。」
ポイント:
- 実際の同居の有無は審査に大きく影響
- 別居の場合は理由を必ず記載
3. 記入時の注意点とNG例
NG例
- 「特にありません」「覚えていません」など曖昧な回答
- 実際と異なることを書く(虚偽記載)
注意点
- 全体を通して一貫性を持たせる
- 他の提出書類(婚姻届受理証明書・住民票など)と内容が一致していること
4. 永住者の配偶者ビザの許可率を上げるコツ
- 写真・LINE履歴などの証拠資料を追加提出
- 夫婦双方が日本での生活に前向きであることを示す
- 日本人配偶者や永住者側の収入証明書も明確に
5. よくある質問(FAQ)
Q. 質問書は手書きでもいいの?
A. 手書き・パソコン作成どちらでも構いませんが、読みやすく整ったものが望ましいです。
Q. 質問書のフォーマットは?
A. 入管公式サイトからダウンロードできます(※外部リンク)。
6. 関連記事・参考資料
まとめ
質問書は、永住者の配偶者ビザの審査において非常に重要な役割を果たします。提出書類の中でもっとも「個人の言葉」が反映されるものなので、丁寧かつ正確に記入しましょう。
確実なビザ取得のために、専門家のサポートを検討するのも有効です。
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |