日本人の配偶者ビザ申請|質問書の書き方と例文を徹底解説!

はじめに

日本人と結婚した外国人が日本に滞在するためには、「在留資格『日本人の配偶者等』」の取得が必要です。申請時に重要な書類の一つが「質問書」です。本記事では、配偶者ビザの質問書の書き方と例文、そして審査に通るためのポイントをわかりやすく解説します。


配偶者ビザ申請に必要な「質問書」とは?

「質問書」は、婚姻の信ぴょう性を証明するために提出が求められる重要な書類です。虚偽の内容や不十分な記載があると、審査に時間がかかったり、不許可の可能性もあります。

主な目的:

  • 結婚の経緯を具体的に説明する
  • 同居実態や家族関係を明示する
  • 国際結婚の背景を入国管理局に伝える

質問書に記載する内容とは?

質問書には主に以下のような項目があります:

  1. 出会いのきっかけと経緯
  2. 交際期間と交際の状況
  3. 婚姻届提出の経緯
  4. 過去の結婚歴や子どもの有無
  5. 言語・文化の違いについての理解
  6. 両親・親族の反応と承認
  7. 現在の生活拠点と今後の生活計画

【例文】質問書の記入例(在留資格「日本人の配偶者等」)

以下に、実際の質問書に記載できる例文サンプルをご紹介します。内容はできる限り具体的に、真実に基づいて記載することが大切です。

【質問1】相手との出会いのきっかけ

私たちは2018年に東京で開催された語学交流イベントで出会いました。彼(彼女)は日本語を勉強しており、私は英語を学んでいたため、共通の興味から連絡を取り合うようになりました。

【質問2】交際期間と交際の内容

2018年5月から交際を開始し、週末は主に都内のレストランや公園でデートをしていました。また、お互いの誕生日や家族行事にも参加し、家族ぐるみの関係を築いてきました。

【質問3】結婚に至った経緯

2020年に彼(彼女)の国へ一緒に帰省した際、双方の両親にも紹介し、将来を真剣に考えるようになりました。同年12月に日本で婚姻届を提出しました。


審査通過のためのポイント

嘘をつかない

どんなに些細なことでも、事実に基づいた記述が信頼につながります。

書類の整合性を確認

質問書の内容は、婚姻届受理証明書、写真、メッセージ履歴などと一致している必要があります。

日本語力の差や文化的違いを正直に説明

言語が異なることは審査上マイナスではありません。誠実に説明することが重要です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 質問書は手書きで書くべき?

A. 手書きでもパソコンでも構いませんが、読みやすさ・丁寧さが重視されます。

Q2. 例文をそのまま使っても大丈夫?

A. 例文は参考程度に。自分たちの実際のエピソードを具体的に記載しましょう。

Q3. 質問書だけで許可される?

A. 他の提出書類との整合性が最重要。質問書単体で判断されることはありません


まとめ

日本人の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の申請には、正確で具体的な質問書の作成が欠かせません。今回ご紹介した例文を参考にしながら、オリジナリティのある文章で信頼を得られるような申請書類を準備しましょう。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法