トルコ人配偶者を日本に呼ぶには?査証免除国ならではの手続きと長期滞在ビザガイド【完全版】

はじめに

国際結婚をした後、「トルコ人の配偶者を日本に呼び寄せたい」と考える方は多くいます。
しかし、トルコは日本と査証免除(ビザ免除)協定がある国であるため、他国とは少し異なる実務上のポイントがあります。

例えば次のような疑問を持つ方が多いです。

  • トルコ人はビザなしで日本に来られるの?
  • 短期滞在で入国してから配偶者ビザに変更できる?
  • 配偶者ビザ(日本人の配偶者等)はどうやって取得する?
  • トルコで先に結婚するべき?日本で結婚するべき?

この記事では、入管業務を扱う専門家の視点から、
トルコ人配偶者を日本に呼ぶための手続きとビザ申請の流れを完全解説します。

また、査証免除国ならではの注意点や、入管審査で重要になるポイントも詳しく解説します。


1 トルコ人は日本にビザなしで来られる?(査証免除制度)

日本とトルコの間には短期滞在の査証免除制度があります。

つまり、トルコ国籍者は一定条件のもと、ビザなしで日本に入国することができます。

詳しくは
外務省の査証情報にも掲載されています。

トルコ人の査証免除の条件

内容詳細
滞在資格短期滞在
滞在期間90日
就労不可
目的観光・親族訪問など

つまり、日本人配偶者を訪問する目的で来日することは可能です。

ただし注意点があります。

注意点

査証免除で入国しても

  • 日本で働くことはできない
  • 長期滞在はできない
  • 入国審査で目的確認がある

つまり、結婚後の長期生活をする場合は必ず在留資格が必要です。


2 トルコ人配偶者が日本に長期滞在するためのビザ

トルコ人配偶者が日本で生活する場合、通常は次の在留資格を取得します。

日本人と結婚した場合

在留資格日本人の配偶者等

これは、外国人配偶者のための代表的なビザです。

詳しくは
出入国在留管理庁の在留資格説明にも掲載されています。

このビザの特徴

項目内容
就労自由
更新1年・3年・5年
永住申請将来可能

つまり、就労ビザとは違い

職種制限がありません。


3 トルコ人配偶者を日本に呼ぶ3つの方法

実務上、トルコ人配偶者を呼ぶ方法は主に次の3つです。

方法① 日本で結婚 → 配偶者ビザ申請

流れ

1 日本で結婚
2 在留資格認定証明書申請
3 トルコでビザ取得
4 来日

最も一般的な方法です。


方法② トルコで結婚 → 配偶者ビザ申請

流れ

1 トルコで結婚
2 日本で婚姻届提出
3 在留資格認定証明書申請
4 来日

国際結婚ではこのパターンも多いです。


方法③ 短期滞在で来日 → 在留資格変更

査証免除を利用して

  • 短期滞在で入国
  • 日本で結婚
  • 配偶者ビザへ変更

という方法です。

ただし注意があります。


4 短期滞在から配偶者ビザ変更はできる?

結論から言うと

可能ですが慎重に行う必要があります。

原則として

短期滞在 → 在留資格変更

やむを得ない事情が必要

とされています。

これは
出入国在留管理庁の運用でも同様です。

認められる例

  • 入国後に結婚した
  • 急な事情で帰国困難
  • 婚姻関係が明確

不利になるケース

  • 入国前から変更予定
  • 偽装結婚疑い
  • 交際証明不足

そのため実務では最初から配偶者ビザを取得する方が安全です。


5 配偶者ビザ申請の基本手続き(在留資格認定証明書)

日本に配偶者を呼ぶ場合、通常は

在留資格認定証明書(COE)

を申請します。

申請場所

日本の入管

管轄は
出入国在留管理庁


基本的な流れ

1 日本側が入管に申請
2 認定証明書発行
3 トルコでビザ申請
4 日本入国


6 配偶者ビザの必要書類

主な書類は以下です。

日本側

  • 戸籍謄本
  • 住民票
  • 課税証明書
  • 納税証明書
  • 身元保証書
  • 質問書

外国人側

  • パスポート
  • 結婚証明書
  • 出生証明書
  • 写真

交際証明

  • 写真
  • SNS履歴
  • 通話履歴
  • 渡航履歴

7 入管審査で重要なポイント

配偶者ビザは

婚姻の真実性

が最も重要です。

入管は次の点を確認します。

審査ポイント

1 出会いの経緯
2 交際期間
3 言語コミュニケーション
4 同居予定
5 収入

特に

年齢差

交際期間が短い

場合は慎重審査になることがあります。


8 トルコ人配偶者ビザでよくあるトラブル

ケース① 偽装結婚疑い

交際証明が少ない場合

審査が厳しくなります。


ケース② 日本人側の収入不足

配偶者ビザでは

安定収入

が重要です。


ケース③ 書類不備

トルコの公文書は

翻訳が必要

です。


9 将来の永住申請

配偶者ビザで生活すると

将来

永住申請

も可能です。

一般的には

  • 結婚生活3年以上
  • 日本在住1年以上

が目安です。

詳細は
出入国在留管理庁の永住許可制度も参考になります。


Q&A よくある質問

Q トルコ人はビザなしで日本に来られますか?

はい。査証免除制度により90日間の短期滞在が可能です。

ただし就労はできません。


Q 短期滞在から配偶者ビザに変更できますか?

可能ですが、原則は例外扱いです。
通常は在留資格認定証明書を取得する方法が安全です。


Q 配偶者ビザの審査期間は?

一般的には

1〜3か月

程度です。


Q 日本人の収入はいくら必要ですか?

明確な基準はありませんが

年収300万円前後

が一つの目安とされています。


Q トルコで結婚した場合どうすればいいですか?

トルコの結婚証明書を日本で婚姻届として提出します。

その後、配偶者ビザ申請が可能になります。


まとめ

トルコ人配偶者を日本に呼ぶ場合、重要なポイントは次の通りです。

ポイントまとめ

  • トルコは査証免除国
  • 短期滞在で90日入国可能
  • 長期滞在には配偶者ビザが必要
  • 在留資格認定証明書申請が一般的
  • 婚姻の真実性が審査の最大ポイント

国際結婚では、手続きや書類準備を正しく行うことが非常に重要です。

特に

  • 交際証明
  • 収入証明
  • 書類翻訳

などを適切に準備することで、審査がスムーズになります。

トルコ人配偶者の日本呼び寄せは、制度を理解すれば決して難しいものではありません。
正しい手続きで準備を進めることが成功のポイントです。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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