トルコ人との国際結婚手続き完全ガイド|日本・トルコ両国の婚姻要件と配偶者ビザを徹底解説

はじめに

日本人と外国人の国際結婚は年々増加しています。その中でも、近年はトルコ人との国際結婚に関する相談も増えています。
しかし、国際結婚の場合、日本国内の手続きだけでなく、相手国の法律や必要書類も理解しなければならないため、「何から始めればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

特にトルコとの婚姻手続きでは、

  • 日本で先に婚姻手続きをするのか
  • トルコで婚姻手続きをするのか
  • 日本の配偶者ビザ(在留資格)の取得はどうするのか

など、実務上のポイントを理解しておくことが重要です。

この記事では、トルコ人との国際結婚について、

  • 日本とトルコの婚姻要件
  • 日本で結婚する場合の手続き
  • トルコで結婚する場合の手続き
  • 配偶者ビザ(日本人の配偶者等)の取得方法

を入管実務の観点から分かりやすく解説します。


トルコ人との国際結婚とは

国際結婚とは、日本人と外国人が婚姻関係を結ぶことを指します。
日本では、外国人との婚姻も日本人同士の婚姻と同様に戸籍法に基づいて婚姻届を提出することで成立します。

ただし、国際結婚の場合には以下の2つが必要です。

  1. 日本の法律の婚姻要件
  2. 相手国(トルコ)の婚姻要件

つまり、両国の法律を満たす必要があります


トルコの婚姻要件

まず、トルコ人が結婚する場合の基本的な婚姻要件を確認しておきましょう。

トルコの主な婚姻要件は以下です。

項目内容
結婚可能年齢18歳以上
重婚禁止
近親婚制限あり
婚姻方式市役所などの民事婚のみ

トルコでは宗教婚ではなく、民事婚が正式な婚姻とされています。

また、日本で婚姻手続きをする場合、トルコ人は以下の書類が必要になることが多いです。

主な必要書類

  • 独身証明書(Evlenme Ehliyet Belgesi)
  • 出生証明書
  • パスポート
  • 日本語訳

これらの書類は、
トルコ大使館またはトルコ政府発行書類を利用するケースが一般的です。


日本で先に結婚する場合の手続き

日本で結婚する方法は、国際結婚で最も一般的な方法です。

手続きの流れ

1 婚姻要件具備証明書の取得
2 必要書類の準備
3 日本の役所へ婚姻届提出
4 婚姻成立
5 トルコ側への婚姻登録

日本での主な必要書類

日本人側

  • 戸籍謄本
  • 婚姻届
  • 本人確認書類

トルコ人側

  • 独身証明書
  • パスポート
  • 出生証明書
  • 日本語訳

婚姻届は日本の市区町村役場へ提出します。

婚姻が受理されると、日本の戸籍に配偶者として記載されます。


トルコで先に結婚する場合

もう一つの方法は、トルコで先に結婚する方法です。

トルコで婚姻手続きを行う場合、一般的には以下の書類が必要です。

日本人が準備する書類

  • 戸籍謄本
  • 婚姻要件具備証明書
  • パスポート
  • 出生証明書

婚姻要件具備証明書は、

  • 日本大使館
  • 日本総領事館

で発行してもらうことができます。

参考

  • 外務省

日本で婚姻を有効にするための手続き

トルコで結婚した場合、日本で婚姻を有効にするには婚姻の報告的届出が必要です。

提出先

  • 日本の市区町村役場
    または
  • 日本大使館

提出期限

婚姻成立から3か月以内

必要書類

  • トルコの婚姻証明書
  • 日本語訳
  • 戸籍謄本

これにより、日本の戸籍にも婚姻が記録されます。


日本で生活するための配偶者ビザ

トルコ人配偶者が日本で生活する場合、在留資格の取得が必要です。

最も一般的なのが

在留資格「日本人の配偶者等」

です。

参考


配偶者ビザの取得方法

配偶者ビザには主に3つの申請方法があります。

①在留資格認定証明書交付申請(海外から呼ぶ)

最も一般的な方法です。

流れ

1 日本で認定証明書申請
2 入管審査
3 認定証明書発行
4 海外の日本大使館でビザ申請
5 来日


②在留資格変更許可申請

すでに日本に滞在している場合

  • 留学生
  • 就労ビザ
  • 短期滞在

などから変更する方法です。


③配偶者ビザ更新

取得後は定期的に更新が必要です。

通常の在留期間

  • 1年
  • 3年
  • 5年

配偶者ビザ審査の重要ポイント

入管では、以下の点が審査されます。

1 結婚の真実性

  • 交際経緯
  • 写真
  • メッセージ履歴

などが確認されます。


2 生計能力

  • 収入
  • 貯金
  • 雇用状況

などが審査されます。


3 同居予定

  • 住居
  • 家族構成

なども審査対象です。


トルコ人との結婚で注意するポイント

偽装結婚を疑われないこと

国際結婚では、偽装結婚対策として審査が厳しくなっています。

特に

  • 年齢差
  • 交際期間
  • 言語

などはチェックされることがあります。


書類の翻訳

外国語書類には必ず

日本語訳

が必要です。

翻訳者は特に資格は必要ありませんが、

  • 翻訳者氏名
  • 住所

の記載が必要です。


Q&A(よくある質問)

Q トルコ人と日本で結婚できますか?

はい、可能です。
トルコ人の独身証明書など必要書類を準備すれば、日本の役所で婚姻届を提出できます。


Q 短期滞在で来日して結婚できますか?

可能です。

ただし、短期滞在のまま働くことはできません。
結婚後は配偶者ビザへの申請を行います。


Q 配偶者ビザの審査期間はどのくらい?

通常は

1〜3か月程度

ですが、ケースによっては長くなる場合もあります。


Q 日本語が話せなくても配偶者ビザは取得できますか?

日本語能力は必須ではありません。
ただし、コミュニケーション方法などが確認されることがあります。


まとめ

トルコ人との国際結婚では、日本とトルコ両国の法律を理解して手続きを進めることが重要です。

主なポイントは以下のとおりです。

  • 日本またはトルコで婚姻手続きが可能
  • 両国の婚姻要件を満たす必要がある
  • 日本で生活するには配偶者ビザが必要
  • 結婚の真実性が入管審査で重要

国際結婚は、書類や手続きが複雑になるケースも多いため、専門家に相談することでスムーズに進めることができます。

トルコ人との結婚や配偶者ビザ申請でお困りの方は、入管手続きに詳しい行政書士へ相談することをおすすめします。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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