モンゴル人との国際結婚手続き完全ガイド|日本・モンゴル両国の婚姻要件と配偶者ビザ
目次
はじめに
国際結婚は思い出深いライフイベントであると同時に、法的手続きの山場でもあります。特に日本人とモンゴル人の国際結婚においては、日本とモンゴル両国の法律に基づく手続きと、日本で一緒に暮らすための在留資格(配偶者ビザ)取得が鍵となります。本記事では、実務上よくある疑問をQ&A形式で解消しつつ、両国の婚姻手続きの流れ・必要書類・注意点を徹底解説します。
参考:
- 駐日モンゴル国大使館 公式サイト(手続き概要) https://tokyo.embassy.mn/subcategory/1150
- 在モンゴル日本国大使館 領事情報 https://www.mn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
1. モンゴル人との国際結婚に必要な基礎知識
1-1. 両国の婚姻制度の違い
国際結婚では、日本とモンゴルそれぞれの法的婚姻の成立条件を満たす必要があります。
日本では戸籍法に基づく婚姻届の提出が必要です。
モンゴルでは国家登録庁(国民登録センター)での婚姻登録が必要です。
駐日モンゴル国大使館も独自の婚姻登録手続きを提供しており、日本人・モンゴル人双方の書類提出が求められるケースもあります。
2. 国際結婚の手続きフロー(全体像)
2-1. 日本で完結させる場合(日本先行方式)
- 婚姻要件具備証明書の取得
モンゴル人が駐日モンゴル国大使館で「婚姻要件具備証明書」(独身証明)を取得します。
- 日本人側は戸籍謄本など必要です。
- モンゴル人側は国民登録証、出生証明、独身証明(45日以内発行)等が必要です。
- 日本の役所に婚姻届を提出(創設的届出)
日本の市区町村役所で婚姻届を提出します。
- 戸籍謄本、婚姻要件具備証明書、日本人の身分証等を提出。
- 受理後、戸籍謄本に婚姻が反映されます。
- モンゴル大使館への報告的届出
婚姻後、モンゴル人配偶者と共にモンゴル大使館へ届出、婚姻証明書を取得します。
この証明書はモンゴル側でも婚姻を証明する重要な書類です。
3. 必要書類リスト(日本先行方式)
3-1. モンゴル人配偶者が準備するもの
- パスポートの原本・写し
- 国民登録証の公証済み写し
- 出生証明書の公証済み写し
- 非婚(独身)証明書(45日以内発行)
- 警察庁発行の犯罪経歴証明書(90日以内)
- 居住地発行の住民票(モンゴル国内)
- 健康診断書(HIV・性感染症・精神病・結核等)
- 婚姻申請書/婚姻要件具備証明書申請書
※各書類は必要に応じてモンゴル語・日本語の翻訳が必要です。
3-2. 日本人配偶者が準備するもの
- 戸籍謄本(できるだけ発行3か月以内)
- 住民票
- パスポート or 運転免許証
- 健康診断書(翻訳含む)
- 婚姻申請書(モンゴル側用)
備考:自治体や大使館等の要求書類は変わる可能性があるため、提出前に必ず最新のリストを確認してください。
4. 配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)取得手続き
4-1. 配偶者ビザとは
日本人と結婚したモンゴル人が日本で安定して生活・就労できる在留資格です。
4-2. 配偶者ビザ申請の基本
配偶者ビザは以下のいずれかの方法で申請します:
- 在留資格認定証明書(COE)交付申請
→ 外国にいるモンゴル人が日本に入国するために必要な手続き。 - 在留資格変更許可申請
→ 既に日本にいるモンゴル人が別の在留資格から配偶者ビザに変更する場合。
申請先は出入国在留管理局です。審査は書類審査が中心で、偽装結婚か否かや夫婦の実態を評価されます。
4-3. 配偶者ビザ申請に必要な書類例
- 結婚証明書(戸籍謄本や大使館発行証明書)
- 住民票・婚姻届受理証明
- 申請書
- 写真
- 誓約書・経済的基盤証明(収入証明等)
- 関係性の証明(写真・メール等)
※書類は状況によって異なります。詳しくは入管局や専門家に確認してください。
5. Q&A(よくある質問)
Q1. モンゴル人と結婚後、ビザ取得までどれくらい時間がかかりますか?
婚姻要件具備証明書や婚姻届まで含めると数週間〜数か月かかることがあります。婚姻証明書取得後、配偶者ビザの審査は数週間〜数か月です。書類不備があるとさらに延びます。
Q2. 婚姻届は日本でもモンゴルでも出す必要がありますか?
はい。
- 日本側の戸籍に婚姻を登録するために市区町村役場へ婚姻届を提出します。
- モンゴル側でも婚姻証明を取得することで、モンゴルでの法的効力を確保できます。
Q3. モンゴルで先に結婚手続きをしてから日本に報告することはできますか?
できます。モンゴルの国家登録庁で婚姻登録を完了し、婚姻証明書と翻訳を用意して日本側へ報告することも可能です。
→ この方法では、現地での婚姻手続きが先に完了します。
Q4. モンゴル人と日本人の国際結婚で注意すべきポイントは?
- 翻訳:各書類は日本語/モンゴル語で正確に翻訳する必要があります。
- 期限管理:独身証明書や犯罪経歴証明書には有効期限があります。
- 書類の正確性:偽造・不備はビザ不許可の最大原因です。
- 入管審査:夫婦関係の真実性、経済的基盤、生活計画などを評価されます。
6. まとめ
日本とモンゴルの国際結婚手続きは複雑ですが、流れを押さえることが成功の鍵です。
1)モンゴルでの婚姻要件具備証明書の取得 →
2)日本で婚姻届を提出 →
3)モンゴル大使館で婚姻証明書取得 →
4)配偶者ビザ申請・取得
このステップを順序よく丁寧に進めることで、結婚・居住・生活の不安を最小限にできます。
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |
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