永住申請前に必ず確認すべきチェックリスト【完全版】|失敗・不許可を防ぐための事前準備と注意点を徹底解説
目次
はじめに|永住申請は「事前確認」で結果が大きく変わる
永住許可申請は、日本での在留資格の中でも最も審査が厳しい申請の一つです。
「要件を満たしているつもりだったのに不許可になった」
「書類不備や過去の問題で審査が長期化した」
このようなケースは決して珍しくありません。
永住申請で重要なのは、申請書を出す前のセルフチェックです。
本記事では、出入国在留管理庁の公式情報をもとに、永住申請前に必ず確認すべきチェックリストを体系的に解説します。
- これから永住申請を考えている方
- 不許可リスクを極力下げたい方
- 行政書士・専門家に相談する前に自己診断したい方
このような方は、ぜひ最後までご確認ください。
永住許可の法的根拠と審査基準(公式情報)
永住許可の基本的な考え方は、入管庁公式サイトに明示されています。
- 永住許可申請(公式)
https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/16-4.html - 永住許可に関するガイドライン
https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/nyukan_nyukan50.html
入管は、以下の3点を総合的に審査するとしています。
- 素行が善良であること
- 独立の生計を営むに足りる資産または技能を有すること
- その者の永住が日本国の利益に合すると認められること
本記事のチェックリストも、この3要件を軸に構成しています。
【チェックリスト①】在留期間・在留資格の要件
□ 原則10年以上日本に在留しているか
- 就労資格・身分系資格での在留が原則
- そのうち直近5年以上は就労資格または身分系資格であること
※以下は例外あり
- 日本人・永住者の配偶者等
- 高度専門職
- 難民認定者 など
□ 現在の在留資格で「最長の在留期間」を持っているか
例:
- 技術・人文知識・国際業務:5年
- 経営・管理:5年
- 日本人の配偶者等:3年または5年
最長期間でない場合、不許可リスクが高まるため要注意です。
【チェックリスト②】素行要件(最重要)
□ 過去に犯罪・違反歴はないか
- 刑事罰(罰金刑含む)
- 執行猶予中・終了直後
- 窃盗・暴行・薬物・交通犯罪
軽微な違反でも回数・時期・内容によっては不利になります。
□ 交通違反を繰り返していないか
- スピード違反
- 信号無視
- 無免許・酒気帯び
特に直近数年で複数回の違反がある場合は要注意です。
【チェックリスト③】年金・税金・社会保険(近年特に重視)
□ 国民年金・厚生年金に加入しているか
- 未加入期間が長い
- 学生時代の未納放置
- 免除・猶予手続きをしていない
追納や説明書提出でリカバリー可能なケースもあります
□ 住民税・所得税を期限内に納付しているか
- 納税証明書
- 課税証明書
「未納」「滞納」「分納中」は原則マイナス評価です。
□ 健康保険に適切に加入しているか
- 社会保険 or 国民健康保険
- 無保険期間がないか
【チェックリスト④】収入・生計能力
□ 安定した収入があるか
目安(あくまで参考)
- 単身:年収300万円前後以上
- 扶養家族あり:それ以上
※金額よりも安定性・継続性が重視されます。
□ 転職・離職を繰り返していないか
- 短期間での転職
- 無職期間が長い
- 職種変更が極端
理由説明書での補足が重要です。
【チェックリスト⑤】身元保証人の確認
□ 日本人または永住者の保証人がいるか
- 原則1名
- 親族でなくても可
- 会社関係者・友人も可
※身元保証人=金銭保証ではありませんが、社会的信用は審査対象です。
【チェックリスト⑥】提出書類の整合性・説明力
□ 書類の内容に矛盾がないか
- 職歴
- 収入
- 住所履歴
- 家族構成
小さな矛盾が「虚偽申請」と判断されることもあります。
□ 不利な事情を説明しているか
- 年金未納
- 転職
- 離婚歴
- 収入減少
隠すより、説明する方が評価されるのが永住申請の特徴です。
永住申請前チェックリスト【総まとめ】
- 在留年数・資格要件
- 在留期間は最長か
- 犯罪・違反歴の有無
- 年金・税金・保険の適正加入
- 安定収入・生活基盤
- 身元保証人の確保
- 書類の整合性と説明力
1つでも不安があれば、申請前に対策することが重要です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 学生時代に年金未納がありますが永住できますか?
A. 未納があっても、追納・理由説明により許可されるケースは多数あります。放置が最も危険です。
Q2. 転職したばかりでも申請できますか?
A. 可能ですが、安定性の説明が重要です。試用期間中は避けた方が無難です。
Q3. 年収はいくら必要ですか?
A. 明確な基準はありません。収入額より「継続性」「扶養状況」が重視されます。
Q4. 過去の交通違反は必ず不許可になりますか?
A. いいえ。内容・回数・時期によります。直近・反復は不利です。
Q5. 行政書士に依頼するメリットは?
A. 不利要素の整理、理由書作成、リスク回避が最大のメリットです。
まとめ
永住申請は「条件を満たしているか」だけでなく、
どれだけ日本社会に適応し、ルールを守って生活してきたかが問われます。
公式ガイドラインを正しく理解し、
- 不利な点を把握
- 事前に対策
- 説明責任を果たす
この3点を意識することで、永住許可の可能性は大きく高まります。
関連記事・参考リンク
関連記事:
参考リンク
※本記事は、出入国在留管理庁公式情報をもとに一般的な解説を行っています。
個別事情については、行政書士等の専門家への相談をおすすめします。
![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |
無料相談
| まずは、無料相談に、お気軽にお申込み下さい。ご相談の申し込みは、「お問い合わせページ」から承っております。なお、無料相談は事前予約制とさせて頂いています。 |

