【完全比較】高度専門職ビザ1号ロ vs 技術・人文知識・国際業務ビザ〜活動範囲・取得条件・メリットを徹底解説〜
目次
はじめに
日本で働く外国人に人気の就労ビザ「高度専門職ビザ1号ロ」と「技術・人文知識・国際業務ビザ」。
どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、両者の活動範囲・取得条件・メリットをわかりやすく比較し、あなたに最適なビザ選びをサポートします。
1. 活動範囲の違い
ビザ名 | 活動内容 | 主な対象業務例 |
---|---|---|
高度専門職ビザ1号ロ | 高度な専門知識・技術を活かす研究・技術開発・高度な業務 | 研究者、技術者、経営・管理職など |
技術・人文知識・国際業務ビザ | 主に専門的知識や国際的業務に従事する業務 | エンジニア、通訳・翻訳、企画、営業、マーケティングなど |
高度専門職ビザは、より専門性が高く高度な技術や研究、管理職向けの業務に限定されます。一方で技術・人文知識・国際業務ビザは幅広い専門職に対応しており、多様な職種で利用可能です。
2. 取得条件の違い
高度専門職ビザ1号ロの主な条件
- ポイント制による評価で70点以上が必要
- 大学卒業以上や高度な専門技能・実務経験などの評価ポイント
- 年収や職歴、研究実績などで加点される
技術・人文知識・国際業務ビザの主な条件
- 大学卒業または同等の専門知識があること
- 日本の企業と雇用契約を結び、専門的な業務に従事すること
- 特別なポイント制はなし
ポイント制により、高度専門職ビザは「高度人材」としての客観的評価が行われます。
詳細は【出入国在留管理庁|在留資格「高度専門職」(高度人材ポイント制)】
3. 高度専門職ビザ1号ロのメリット
- 永住権申請の優遇(通常より早く申請可能、最短1年で申請可)
- 家族の就労許可(配偶者の就労活動が可能)
- 複数の在留資格を同時に取得可能(例:経営管理ビザや研究ビザとの併用)
- 出入国管理が柔軟(長期滞在や再入国がスムーズ)
4. 技術・人文知識・国際業務ビザのメリット
- 申請要件が比較的シンプルで取得しやすい
- 多様な職種に対応しているため、転職や業務内容の変更に柔軟
- 手続きが比較的容易
5. こんな人におすすめ!
あなたの状況 | おすすめビザ |
---|---|
高度な専門知識や技術を持ち、将来的に永住権取得を目指すなら | 高度専門職ビザ1号ロ |
大学卒業で専門職に就く予定で、手続きの簡便さや多様な職種で働きたいなら | 技術・人文知識・国際業務ビザ |
6. よくある質問(Q&A)
Q1. 高度専門職ビザ1号ロのポイント制は厳しいですか?
A1. ポイント制は学歴・職歴・年収などの項目で評価され、70点以上が目安です。準備次第で十分達成可能です。
Q2. 技術・人文知識・国際業務ビザから高度専門職ビザへの変更は可能ですか?
A2. 可能です。現在の職務内容や学歴・実績を基に、ポイント制をクリアできれば申請できます。
Q3. 家族も一緒に日本に住めますか?
A3. 両ビザともに扶養家族の帯同は可能ですが、高度専門職ビザは配偶者の就労も認められています。
まとめ
比較項目 | 高度専門職ビザ1号ロ | 技術・人文知識・国際業務ビザ |
---|---|---|
活動範囲 | 高度な専門業務限定 | 幅広い専門業務対応 |
取得条件 | ポイント制70点以上 | 大卒相当の専門知識 |
永住申請 | 早期可能(最短1年) | 一般的な条件 |
家族の就労 | 可能 | 原則不可 |
申請手続き | 複雑だがメリット大 | シンプルで取りやすい |
あなたのキャリアプランや生活スタイルに合ったビザを選び、安心して日本での生活をスタートしましょう。
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |