配偶者ビザを初めて申請する流れと必要書類とは?【完全ガイド】
日本人と結婚した外国人配偶者が日本で生活するためには、**在留資格「日本人の配偶者等」(通称:配偶者ビザ)**の取得が必要です。
この記事では、初めて配偶者ビザを申請する方に向けて、申請の流れや必要書類、審査のポイントをわかりやすく解説します。
目次
1. 配偶者ビザとは?
配偶者ビザは、日本人と結婚した外国人が日本で生活するために必要な在留資格です。
このビザを取得することで、在留期間中に就労制限なく日本で働くことも可能となります。
ポイント
- 法的に有効な婚姻関係が必要
- 偽装結婚の防止のため、夫婦関係の実態が審査される
2. 配偶者ビザ申請の流れ
配偶者ビザ申請は以下の流れで進めます。
① 必要書類の準備
日本人配偶者と外国人配偶者それぞれが必要書類を準備します(詳細は後述)。
② 入管へ申請
外国人配偶者本人または代理人が、管轄の地方出入国在留管理局へ申請します。
③ 審査
審査期間は通常 1〜3か月程度ですが、書類不足や確認事項がある場合は長期化することもあります。
④ 許可・在留カード交付
許可されると、在留カードが発行されます。
3. 配偶者ビザ申請の必要書類
(1)日本人配偶者が準備する書類
- 戸籍謄本(婚姻事項記載あり)
- 住民票(世帯全員分)
- 住民税課税・納税証明書(直近1年分)
- 身元保証書
(2)外国人配偶者が準備する書類
- パスポート
- 在留カード(既に日本にいる場合)
- 申請書類一式
(3)夫婦共通で準備する書類
- 結婚証明書(海外婚姻の場合、日本語翻訳付)
- 夫婦の写真(結婚式や日常生活の写真)
- 交際経緯・結婚に至った経緯を記載した質問書
4. 配偶者ビザ審査で重視されるポイント
入管は以下の点を重視して審査します。
- 婚姻関係が真実か(偽装結婚防止)
- 生活基盤が安定しているか(収入や住居の有無)
- 過去の在留状況に問題がないか
十分な証明書類や写真、質問書の内容が審査のカギになります。
5. よくある不許可事例と注意点
- 必要書類の不足・不備
- 収入証明不足(扶養できる収入がない)
- 夫婦関係の実態証明が弱い(写真や交際履歴不足)
※不許可になった場合の対応については、関連記事をご参照ください。
➡ 【不許可でも諦めない】日本人の配偶者ビザが不許可になった場合の対処法と再申請のポイント
6. 専門家に依頼するメリット
配偶者ビザは、夫婦関係の実態を証明するための書類作成が複雑な場合があります。
行政書士などの専門家に依頼することで、不許可リスクを減らせるため、初めての方には特におすすめです。
7. まとめ
配偶者ビザを初めて申請する場合は、
- 必要書類をしっかり揃える
- 夫婦関係の実態を写真や質問書で丁寧に説明する
- 専門家のサポートを受ける
これらを意識することで、スムーズな許可取得につながります。
関連記事
- 収入が少ない場合の配偶者ビザ申請|補足資料の活用法
- 配偶者ビザ審査で重要な「納税証明」と社会保険|不備があると不許可の可能性も?
- 【完全解説】配偶者ビザが1年しか出ない理由と3年・5年を取得するためのコツ
参考リンク
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![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |