育成就労計画の認定手数料(法第8条第6項)とは?支払方法・金額・実務ポイントを徹底解説

はじめに

2024年の制度改正により創設された「育成就労制度」では、外国人材の受入れにあたり育成就労計画の認定が必須となりました。

この認定申請において見落とされがちなのが、
**認定手数料(法第8条第6項)**です。

  • 「いくらかかるのか?」
  • 「誰が支払うのか?」
  • 「返金はあるのか?」

こうした疑問は実務上非常に重要です。

本記事では、出入国在留管理庁・厚生労働省の運用要領をもとに、
認定手数料の仕組み・注意点・実務対応を網羅的に解説します。


育成就労計画の認定手数料とは(法第8条第6項)

育成就労法第8条第6項では、以下のように定められています。

育成就労計画の認定を受けるためには、手数料の納付が必要

これは単なる任意費用ではなく、

  • 認定申請の必須要件
  • 未納の場合は審査が進まない

という重要な位置づけです。

法的ポイント

  • 手数料は「主務省令」で定められる
  • 納付先は外国人育成就労機構
  • 認定申請時に支払う必要あり

手数料の支払い義務者(誰が払うのか)

運用要領では以下の通り明確に規定されています。

原則

育成就労実施者(受入企業)が支払う

例外①:複数法人で実施する場合

いずれか1法人が代表して支払う

例外②:派遣型(労働者派遣等)

派遣元事業主が支払う


手数料の支払い方法

支払い方法の基本

銀行振込(機構の口座へ)

これは技能実習制度(収入印紙)と異なる重要ポイントです。

実務上の注意点

  • 申請前または同時に振込が必要
  • 振込証明の提出が必要になる可能性あり
  • 名義不一致はトラブルの原因

手数料の金額はいくら?

結論から言うと、

具体的な金額は省令・機構HPで別途公表

現時点では運用要領上、

  • 金額は明示されていない
  • 今後変更の可能性あり

という点が特徴です。

実務対応

  • 最新情報は必ず公式サイトで確認
  • 申請直前のチェックが必須

手数料は返還されるのか?

これは非常に重要な論点です。

原則:返還されない

つまり
  • 不認定でも返金なし
  • 申請取下げでも返金なし

実務リスク

書類不備=無駄コスト発生


認定手数料と他費用との違い

育成就労制度では複数の費用が存在します。

区分内容
認定手数料計画認定のための法定費用
監理支援費監理支援機関への費用
渡航費・生活費外国人関連費用

注意

  • 認定手数料は法定義務費用
  • 監理支援費は契約ベースの費用

認定手数料の実務フロー

① 計画作成

  • 監理支援機関の指導を受ける

② 申請準備

  • 添付書類・様式整備

③ 手数料支払い

  • 銀行振込

④ 認定申請

  • 機構へ提出

⑤ 審査

  • 法令・基準チェック

よくあるトラブル

① 振込漏れ

→ 申請が受理されない

② 名義ミス

→ 照合できず再提出

③ 金額誤り

→ 再振込が必要


制度趣旨との関係

育成就労制度は、

  • 人材育成
  • 人材確保
  • 外国人保護

を目的としています。

手数料制度は
審査の適正性・公平性確保のための仕組み


Q&A

Q1:手数料はいくらですか?

A:省令・機構HPで定められます。申請前に必ず確認してください。

Q2:誰が払いますか?

A:原則は受入企業(育成就労実施者)です。

Q3:返金されますか?

A:されません。不認定でも返還不可です。

Q4:支払い方法は?

A:銀行振込です。

Q5:複数企業の場合は?

A:1社が代表して支払います。


まとめ

育成就労計画の認定手数料は、単なる費用ではなく、制度運用の根幹を支える重要な要素です。

ポイント整理

  • 認定申請には手数料が必須
  • 支払者は原則「受入企業」
  • 支払い方法は銀行振込
  • 返金は一切なし
  • 金額は省令・公式情報で確認

実務では「事前確認」と「ミス防止」が最重要

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参考リンク

 
「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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