中国人は日本にビザなしで入国できる?最新入国条件と必要書類
目次
1. 中国人は日本にビザなしで入国できる?
結論から言うと:
いいえ。現在、中国本土(中華人民共和国)の普通パスポートを持つ人は、日本への短期旅行・観光でも原則としてビザを取得する必要があります。
外務省公式サイトでも、中国は「ビザ免除国」のリストに含まれていません。
これは、法務省・外務省が定める「短期滞在ビザ免除プログラム」の対象国・地域一覧に、中国本土(普通旅券保持者)が含まれていないためです。
2. 例外はあるか?香港・マカオは?
中国とはいえ、以下のような特別な旅券を持つ場合はビザ無しで入国できます:
- 香港特別行政区パスポート(SAR旅券)
- マカオ特別行政区パスポート(SAR旅券)
これらは日本の「短期滞在(90日以内・観光)」のビザ免除対象です。
ただし、これはあくまで香港・マカオで発行された特別旅券に限られ、「中国本土での普通パスポート保持者」には適用されません。
3. なぜ中国本土パスポートはビザ不要にならないのか?
過去に日本人が中国(本土)へ15日間程度のビザなし渡航ができた時期もありましたが、これは中国政府が一方的に設定した制度であり、日本側は相互措置を継続していません。このため、日本政府は現時点でも中国本土パスポート保持者のビザ免除を再開していません。
※SNS上で「中国人が日本に今後ビザ無しで渡航できる」という情報が拡散されていますが、これは誤情報であり、日本は現状でも中国人のビザ無し訪日を認めていません。
4. 中国人向けビザ制度の動向
ここ数年、日本政府は中国人訪問者向けのビザ制度を緩和する方向で調整を進めています。
- 多数回(3年・5年・10年)有効な観光ビザの導入
- 団体旅行ビザの滞在日数を15日→30日へ延長
- 一部年齢層(65歳以上など)で就労証明不要など条件緩和
これらはあくまでビザ発給条件の緩和であり、ビザ完全免除ではありません。
5. 中国人が日本に入国する際のビザの種類
中国籍者が日本に来る際、代表的なビザ種類は次の通りです:
| ビザ種類 | 滞在目的 | 最大滞在日数 |
|---|---|---|
| 短期滞在ビザ(観光・商用) | 観光、商談、会議参加、訪問 | 最大90日 |
| 就労ビザ | 仕事・就労 | 就労内容に応じて期間変動 |
| 留学ビザ | 学業 | 学校の在籍期間に準ずる |
| 配偶者・家族滞在ビザ | 配偶者・扶養 | 一定期間(更新あり) |
※この記事では、最も関心の高い「短期滞在ビザ」について詳述します。
6. 短期滞在ビザ(観光・商用)の概要
6-1. 申請前提
中国本土在住で普通パスポートを持つ人は、日本へ渡航する前に必ずビザを取得しなければなりません。
※日本に到着してから取得することは原則できません。
6-2. 申請できる場所
- 日本国大使館(北京)
- 総領事館(上海・広州・瀋陽・重慶など)
- ビザ申請センター(指定された代理申請機関)
※居住地によってどの在外公館で申請するかが決まっています。
6-3. 必要基本書類
中国籍者が「短期滞在ビザ」を申請する場合、通常必要とされる書類は以下の通りです:
- 有効なパスポート(申請時に十分な残存期間)
- ビザ申請書(記入済み)
- 写真(所定サイズ)
- 旅程表(滞在スケジュール)
- 帰国用航空券予約確認書
- 滞在中の宿泊先証明(ホテル予約など)
- 訪問目的を証明する書類(招待状・商談資料など)
- 在職証明・所得証明(場合により提出を求められることあり)
詳細は申請先の在外公館ウェブサイトで必ず最新情報を確認してください。
6-4. ビザの種類と特徴
単一入国ビザ
- 1回の入国のみ有効
- 観光・商用に一般的
数次有効ビザ(マルチプル)
- 複数回入国が可能
- ビジネス・頻繁な観光に便利
- 3年・5年・10年など(条件あり)
7. 入国審査の注意点
7-1. ビザがあれば必ず入国できる?
いいえ。
ビザを取得しても、最終的な入国許可は空港などの入国審査官が判断します。
入国審査で以下が確認されます:
- 渡航目的
- 滞在期間
- 滞在費用の支払い能力
- 帰国意思(帰国航空券など)
8. よくある質問(FAQ)
Q1:ビザ無しで日本に入国できる中国人はいる?
A. 現在、中国本土パスポート保持者はビザなし渡航は認められていません。
ただし、香港・マカオのSARパスポートは短期滞在でビザ無しです。
Q2:ビザ申請は日本到着後でも可能?
A. 通常は不可で、訪日前に必ず申請・許可を受ける必要があります。
Q3:観光だけなら必要書類は?
A. パスポート、申請書、写真、帰国航空券、宿泊証明が基本です。詳細は在外公館で確認してください。
Q4:訪日旅行はいつから簡単になる?
政府は中国人向けビザ発給条件の緩和を進めていますが、完全なビザ免除には至っていません(2026年2月時点)。
9. 関連記事・参考リンク
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参考リンク
- 外務省:ビザ免除(短期滞在ビザ不要)最新一覧
https://www.mofa.go.jp/j_info/visit/visa/short/novisa.html - 出入国在留管理庁|短期滞在
https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/temporaryvisitor.html - 外務省|ビザ(査証)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/index.html
10. まとめ
- 中国本土パスポート保持者はビザなしで日本入国できない(現行制度)。
- 香港・マカオ特別行政区パスポートは短期免除対象。
- ビザ申請は訪日前に必ず実施し、複数の公式資料を確認。
- 訪日目的・必要書類・滞在計画が明確であるほど審査通過しやすい。
![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |
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