留学生が日本の大学/大学院に進学するための手続き完全ガイド

日本への留学は、世界中の学生にとって憧れのステップです。しかし手続きは意外と複雑で、事前準備や申請の流れを理解していないと大きな遅れや不利益につながります。そこで本記事では、日本の大学・大学院に進学する国際学生が必要な手続き・申請書・注意点を徹底解説します。

  • 留学生に必要なビザ
  • 在留資格「留学」を取得する流れ
  • 来日前〜来日後の手続き
  • 大学院進学時の手続き
  • 留学生によくあるQ&A

など、初心者でもわかるステップ順ガイドです。


1. まず理解する「留学ビザ」と在留資格とは?

ビザ(査証)と在留資格は別物

日本への渡航に必要な「ビザ」は在外公館(大使館・領事館)が発行します。一方、日本到着後に必要な「在留資格」は入国後の日本での滞在資格です。

  • ビザ(Visa)= 入国時の許可印
  • 在留資格(Status of Residence)= 滞在目的(留学など)を証明する資格

たとえビザを持っていても、適切な在留資格がないと大学には在籍できません。


2. 留学手続きの全体の流れ(ステップ)

実際の手続きは、大きく次の5ステップです:

  1. 志望校に出願して合格を得る
  2. 在留資格認定証明書(CoE)を申請して取得
  3. 日本大使館/領事館で留学ビザを申請・発給
  4. 来日〜入国審査〜在留カード受取
  5. 来日後の住民登録・保険・在留手続き

以下で各ステップを詳しく説明します。


3. ① 志望校への出願・合格取得

進学手続きの出発点は 志望校への合格。日本の大学・大学院では毎年以下のような出願方法があります:

  • 一般入試(日本語・英語試験)
  • AO入試(英語での適性評価)
  • 留学生特別選考(書類審査重視)
  • 交換留学制度/推薦入試

大学院受験の場合は、研究計画書、教授との事前連絡・受入れ許可が必要なケースが多いです。

また、日本の大学・大学院が定める応募資格(学歴、語学要件、提出書類)は大学ごとに違うので、志望校の公式サイトを事前に確認しましょう。


4. ② 在留資格認定証明書(Certificate of Eligibility)

これが最重要

「在留資格認定証明書(CoE)」は、日本での活動目的(留学)に適合していることを証明する重要な書類です。日本の教育機関(大学・大学院)があなたの受験合格をもとに、日本の出入国在留管理局へ申請します。

特徴:

  • 発行まで 通常2〜3ヶ月 かかる
  • 大学・大学院側が申請を代行して行うのが一般的
  • 郵送によって手元に届く

申請に必要な主な書類:

書類備考
在留資格認定証明書申請書指定フォーマット
写真規格あり
パスポートコピー必須
経費支弁書学費・生活費の支払い能力証明
奨学金証明書取得者のみ
受験合格証明書入学許可証

大学側が提出先の窓口や書類チェックをサポートします。

発行されるとCoEを使って、日本大使館で 留学ビザを申請 できるようになります。


5. ③ 在外日本公館で留学ビザ申請

CoEを受け取ったら、居住国の日本大使館/領事館で 留学ビザ申請 を行います。

必要なもの(一例):

  • CoE原本
  • パスポート
  • ビザ申請書
  • 写真
  • 大学の入学許可証(Admission Letter)
  • 経費支弁証明

※ 手続き方法・必要書類は国によって少し異なります。最寄りの大使館公式サイトを確認してください。

留学ビザは 通常1〜2週間程度で発給 されます。


6. ④ 来日・入国手続き

日本到着時の手続き:

  1. 入国審査官による審査
  2. 在留カードの交付
    • 空港で入国審査後に受け取るのが一般的
  3. 指定された在留資格(留学)での入国

※ 短期滞在(観光)ビザでは大学進学は認められません。必ず「留学ビザ」で入国してください。


7. ⑤ 来日後の必要手続き一覧

留学生生活で必要な手続きは多岐に渡ります。主なものを一覧で解説します:

⑴ 住民登録(市区町村役場)

  • 来日後 14日以内 に最寄りの市区町村窓口で住民登録をします。
  • 在留カード住所欄に基づいて登録します。
  • 一度登録すると、住所変更や転居の届け出が必要です。

⑵ 国民健康保険加入

日本では外国人留学生も 国民健康保険への加入が義務です(大学での手続きもサポートあり)。加入すると医療費の大部分が補助されます。


⑶ 在留期間更新

在留資格「留学」は期間が決まっているため、卒業・修了までに 更新手続き が必要です。

更新申請は

  • 活動予定期間終了の 3ヶ月前〜 で可能
  • 成績証明書・在学証明書などを添付します。

⑷ 資格外活動許可(アルバイト)

留学生は「週28時間以内」の範囲でアルバイトが可能ですが、 資格外活動許可 が必要です。入国管理局で申請します。


8. 大学院進学時の追加手続き

大学院進学の場合、手順は基本的に前述と同じですが、以下の点に注意が必要です:

  • 大学院側の出願・研究計画書の準備
  • CoE申請は大学が代行
  • 大学院入学後、在留期間更新は修了予定に合わせて行う

また、修了後すぐに卒業と同時に大学院へ進学する場合は、在留資格継続のため変更手続きが必要です。


9. 留学生向け よくあるQ&A

Q1. 日本語能力は必要ですか?

→ 日本語で授業・面接がある大学では、一般的に 日本語能力試験(JLPT)N2以上 相当の語学力が求められることが多いです。一方、英語プログラムではTOEFL/IELTSなど英語資格が必要です。


Q2. 親を呼び寄せることはできますか?

→ 在留資格「家族滞在」で親を呼ぶことが可能ですが、経済能力証明が厳格です。詳細は大使館公式サイトで確認してください。


Q3. 卒業後も日本で働きたい場合は?

→ 「留学」から就労可能な在留資格(例:技術・人文知識・国際業務)へ 変更申請 が必要です。


10. まとめ:留学の成功は「準備が命」

日本の大学・大学院留学は、大きな人生のステップです。
しかし必要な手続きは多いだけでなく、ミスや提出漏れがあると大幅な遅延や入国拒否の原因になります。

  • 出願前からスケジュール管理
  • CoE申請は合格後すぐに
  • ビザ申請は余裕を持って
  • 来日後の住民・保険・在留手続きも忘れずに

以上の手続きを正確に行うことで、安心して留学生活をスタートできます。

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  「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」  同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))  明治大学法科大学院修了 「資格」  行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」  入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法
「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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