経営管理ビザ(在留資格「経営・管理」)申請に必要な事業計画書の書き方|審査で見られるポイントを徹底解説
目次
1. 経営管理ビザとは?事業計画書が重要な理由
**経営管理ビザ(在留資格「経営・管理」)**は、日本で会社を設立・運営、または既存会社を管理する外国人が取得する就労ビザです。
このビザでは、
「実体のある事業を安定・継続して経営できるか」
が最大の審査ポイントとなります。
その判断材料として最も重視されるのが、
事業計画書です。
入管は、申請者の将来性や事業の信頼性を、事業計画書の内容から総合的に判断します。
2. 事業計画書はなぜ審査で重視されるのか
入管が事業計画書で確認している主なポイントは次の3点です。
- 事業が実際に行われる計画であるか
- 事業が継続・安定して運営できるか
- 申請人が経営者・管理者として適格か
特に、以下のようなケースでは厳しくチェックされます。
- 新規開業(スタートアップ)
- 海外企業からの日本進出
- 代表者が日本での経営経験がない場合
- 更新・変更申請で業績が伸び悩んでいる場合
3. 経営管理ビザの事業計画書に必ず書くべき項目
入管公式資料でも示されている内容を踏まえ、
最低限必要な項目は以下のとおりです。
① 会社・事業の概要
- 会社名・所在地
- 設立日
- 代表者・役員構成
- 資本金額
法人登記内容と完全一致させることが重要です。
② 事業内容の詳細
- 具体的な商品・サービス内容
- 提供方法(BtoB / BtoC / EC 等)
- 他社との違い(差別化ポイント)
×「飲食業を行う」「貿易業を行う」だけでは不十分
〇「誰に・何を・どのように提供するか」を明確に
③ 市場分析・競合分析
- 想定顧客層
- 市場規模
- 競合他社の状況
- 自社が選ばれる理由
入管は経営理論の正確さより、現実性を重視します。
④ 売上・収支計画(資金計画)
- 初年度〜3年程度の売上予測
- 経費内訳(家賃、人件費、仕入、広告費など)
- 利益見込み
数字は根拠を簡潔に説明しましょう。
⑤ 人員計画・雇用状況
- 日本人または永住者等の雇用予定
- 従業員数
- 職務内容
※ 経営管理ビザでは
**「1名以上の常勤職員」かつ「資本金3000万円以上」**が原則要件です。
⑥ 申請人の経営・管理経験
- 過去の職歴
- 経営経験・業界経験
- 日本語能力(必要に応じて)
申請人がなぜこの事業を行えるのかを説明します。
4. 審査に通りやすい事業計画書の具体的な書き方
日本で実行可能な内容にする
- 日本の法律・業界ルールに沿っているか
- 許認可が必要な業種の場合、その取得予定
実態資料と矛盾させない
- 事務所写真
- 賃貸借契約書
- HP・パンフレット
書類同士の整合性が非常に重要です。
5. よくある不許可の原因
- 内容が抽象的で具体性がない
- 売上予測が非現実的
- 申請人の経験と事業内容が一致しない
- ペーパーカンパニーと判断される
- 更新申請で実績説明が不足している
6. 事業計画書作成時の注意点【実務目線】
- 日本語で作成(翻訳調でもOK)
- 分量はA4で5〜10枚程度が目安
- 専門用語はできるだけ避ける
- 図表を使い、読みやすくする
7. Q&A|経営管理ビザと事業計画書のよくある質問
Q1. テンプレートを使っても良いですか?
A. 使用自体は可能ですが、内容を必ず自社用にカスタマイズしてください。
Q2. 英語で作成しても大丈夫ですか?
A. 原則、日本語が望ましいです。英語の場合は日本語訳を添付してください。
Q3. 更新申請でも事業計画書は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、業績が悪い場合は提出を強く推奨します。
8. まとめ
経営管理ビザの事業計画書は、
- 「事業の実体」
- 「継続性・安定性」
- 「申請人の適格性」
を論理的かつ具体的に示す最重要書類です。
形式よりも、
「本当にこの事業を日本で続けられるか」
が伝わる内容を意識しましょう。
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参考リンク
![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |
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