永住許可申請の審査期間はどのくらい?長い?【最新目安と早くなる・遅くなる理由を専門家が解説】

はじめに|「永住申請は時間がかかる」と言われる理由

永住許可申請(在留資格「永住者」)は、日本に長期的に定住する外国人にとって大きな節目となる手続きです。
一方で、申請者から最も多く寄せられる質問が、

  • 「永住申請の審査期間はどのくらい?」
  • 「他のビザと比べて、なぜこんなに長いの?」

という点です。

結論から言うと、永住許可申請の審査期間は他の在留資格よりも長く、半年〜1年以上かかるケースも珍しくありません。
本記事では、審査期間の目安・長期化する理由・早くなる人の特徴・よくある誤解まで、専門家の視点で詳しく解説します。


永住許可申請の審査期間はどのくらい?

公式な審査期間の目安

出入国在留管理庁(入管庁)の公式サイトでは、永住許可申請の審査期間について次のように案内されています。

「永住許可申請の標準処理期間は、おおむね4か月から6か月程度」

参考:
出入国在留管理庁|永住許可申請
https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/16-4.html

ただし、この「4〜6か月」はあくまで標準的な目安であり、実務上は次のようなケースが多く見られます。

ケース実際の審査期間
書類が完璧・シンプルな事案約4〜6か月
一部追加資料あり約6〜9か月
収入・転職・家族関係が複雑9か月〜1年以上

永住申請の審査期間が「長い」と言われる理由

① 審査項目が非常に多い

永住許可は「在留期間の更新」ではなく、将来にわたって日本に住み続けることを認める制度です。
そのため、入管は次のような点を総合的に審査します。

  • 在留状況(違反歴の有無)
  • 納税・年金・健康保険の履行状況
  • 安定した収入・職業
  • 家族構成・扶養状況
  • 日本社会への定着性

これは、就労ビザや配偶者ビザ更新よりもはるかに重い審査です。


② 全国的に申請件数が多い

永住申請は年々増加しており、特に都市部(東京・名古屋・大阪)では慢性的に審査が混雑しています。
担当官1人あたりの処理件数が多く、どうしても時間がかかる構造になっています。


③ 追加資料(補正通知)が出やすい

永住申請では、途中で以下のような**追加資料提出(補正)**を求められることが多くあります。

  • 直近の課税証明書・納税証明書
  • 転職理由書
  • 配偶者の収入資料
  • 家計状況の説明書

補正が出ると、その分だけ審査期間は延びることになります。


審査期間が早く終わる人の特徴

次のような方は、比較的スムーズに審査が進む傾向があります。

  • 直近5年以上、安定した正社員収入がある
  • 税金・年金・健康保険を一度も滞納していない
  • 転職回数が少なく、理由も明確
  • 提出書類に不備・不足がない
  • 理由書・説明書が論理的で分かりやすい

特に、社会保険・税金関係の完璧さは、審査スピードに直結します。


審査期間が長期化しやすいケース

一方、次のような場合は、審査が長引く傾向があります。

  • 直近で転職・退職がある
  • 年収が基準ギリギリ
  • 配偶者や扶養家族が多い
  • 過去に在留資格変更や更新で注意を受けた
  • 追加資料の提出が遅れた

これらに該当しても不許可とは限りませんが、慎重審査になりやすい点は理解しておきましょう。


永住申請の審査中にできること・注意点

審査中は在留期限に要注意

永住申請中でも、現在の在留資格の期限は通常どおり管理する必要があります。
永住の結果待ち中に在留期限が来る場合は、必ず更新申請を行ってください。


問い合わせは原則NG

審査期間中に入管へ頻繁に問い合わせをすると、
「審査を急かしている」と受け取られる可能性があります。
補正通知がない限り、静かに待つのが原則です。


永住許可申請|よくある質問(Q&A)

Q1. 永住申請は1年以上かかることもありますか?

A. はい、あります。
特に補正が複数回出た場合や、家族構成・収入状況が複雑なケースでは1年以上かかることも珍しくありません。


Q2. 審査期間が長い=不許可の可能性が高い?

A. いいえ、一概には言えません。
慎重に審査しているだけで、最終的に許可となるケースも多くあります。


Q3. 審査期間を短縮する方法はありますか?

A. 魔法の方法はありませんが、次が重要です。

  • 初回提出書類を完璧に整える
  • 理由書で不安要素を先回りして説明する
  • 専門家に事前チェックを依頼する

専門家コメント

永住許可申請は「書類さえ出せば通る」手続きではありません。
収入・納税・生活の安定性を、いかに論理的に説明できるかが審査期間と結果を左右します。
実務上、最初の申請設計が甘いほど、補正が増え、結果として審査が長期化します。


まとめ|永住申請の審査期間は「長い」が普通

  • 永住許可申請の審査期間は4〜6か月が目安
  • 実務では6か月〜1年以上かかるケースも多い
  • 長い=不許可ではない
  • 書類の完成度が審査期間を左右する

永住申請は「時間がかかる前提」で、余裕をもって準備することが最大の成功ポイントです。


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  「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」  同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))  明治大学法科大学院修了 「資格」  行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」  入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法
「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
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