在留資格変更・更新の手続きガイド|失敗しないためのポイントと申請の流れ

在留資格(ビザ)の変更や更新は、適切な手続きを行わなければ不許可になるリスクがあります。本記事では、専門行政書士が監修のもと、最新情報をもとに在留資格変更・更新の方法や注意点を詳しく解説します。


1. 在留資格変更と更新の違いとは?

区分概要
在留資格変更現在のビザを別の種類に変更する手続き(例:留学 → 技術・人文知識・国際業務)
在留資格更新現在のビザの有効期限を延長する手続き(例:技術・人文知識・国際業務をさらに3年延長)

在留資格の「変更」は職種・目的が変わる場合に必要であり、「更新」は今と同じ在留目的で引き続き日本に滞在したい場合に行います。


2. 在留資格変更の手続き方法

手続きの流れ

  1. 必要書類の準備
    • 申請書(出入国在留管理庁HPよりダウンロード)
    • パスポート・在留カード
    • 新しい在留資格に応じた証明書類(雇用契約書、卒業証明書など)
  2. 地方出入国在留管理局に申請
  3. 審査期間:1〜3ヶ月
  4. 結果通知→許可されれば新たな在留カードが交付される

ポイント:在留資格変更の審査は、更新よりも厳しい傾向があります。十分な資料準備在留資格との適合性が重要です。


3. 在留資格更新の手続き方法

手続きの流れ

  1. 更新期間の確認:有効期限の3ヶ月前から申請可能
  2. 必要書類の準備
    • 在留資格更新許可申請書
    • パスポート・在留カード
    • 雇用証明書、課税証明書、住民税の納税証明書など
  3. 申請 → 審査 → 結果通知

注意点

  • 無職や納税の遅延があると更新が不許可になる可能性があります。
  • 特に「経営・管理」などのビザでは、赤字決算が続くと厳しく審査されます。

関連記事:経営管理ビザの更新要件と注意点|不許可を避けるための重要ポイント


4. よくある不許可理由と対策

不許可理由対策
書類不備事前にリストを確認、専門家にチェック依頼
納税記録の不備住民税・所得税の納税証明を準備
虚偽申請嘘の記載は絶対にNG。発覚すると強制退去処分の可能性あり
目的と資格の不一致在留資格と実際の活動が合っていないと判断されると不許可に

5. 行政書士に依頼するメリット

専門家に依頼することで、次のようなメリットがあります。

  • 書類作成・チェックのミスを防げる
  • 最新の審査傾向に応じたアドバイスがもらえる
  • 日本語が苦手な方でも安心
  • 不許可リスクの低減

📝【参考外部リンク】


6. まとめ

在留資格の変更や更新は、日本での滞在継続に関わる非常に重要な手続きです。自分で申請することも可能ですが、万全を期したい場合は行政書士への依頼も視野に入れておきましょう。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法