【徹底解説】日本人の配偶者ビザ|結婚の実態証明に必要な書類と通過ポイント

日本人の配偶者ビザ(正式名称:日本人の配偶者等)を申請する際、審査の最重要項目の一つが「結婚の実態証明」です。形式的な結婚と疑われれば、不許可になるリスクも高まります。

この記事では、配偶者ビザ申請における結婚の実態証明とは何か、提出すべき資料や注意点、審査官に伝わりやすい証拠の作り方を、具体的な例とともに解説します。


✅ この記事はこんな人におすすめ

  • 配偶者ビザの申請を控えている方
  • 結婚の実態証明で何を提出すればいいかわからない方
  • 過去に配偶者ビザが不許可になった経験がある方

1. 配偶者ビザにおける「結婚の実態」とは?

出入国在留管理庁が審査するポイントの一つが「結婚に実態があるかどうか」です。
形式的な婚姻(いわゆる偽装結婚)ではないことを、証拠資料によって裏付ける必要があります。

✅ 結婚の実態とは:「お互いを理解したうえで、継続的に夫婦関係を築いている」という状態を指します。


2. 実態を証明するための主な書類と証拠

以下のような書類を複数提出することで、結婚の信ぴょう性を高めることができます。

種類内容・例
写真交際中・結婚式・家族との集合写真など時系列で複数枚
通信記録LINE、メール、SNSのやりとり(翻訳付きがベスト)
送金記録海外送金の控えや経済的な支援の記録
渡航履歴パスポートの入出国スタンプのコピー
同居の証明賃貸契約書(連名)、住民票(同一住所)
結婚式・家族紹介招待状、式場の予約、家族と撮影した記録など

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3. 提出する証拠のコツとNG例

✅ 証拠のコツ

  • 時系列を明確に:初対面 → 交際 → 結婚 → 現在までの流れが伝わるように
  • 日付入りの証拠をできるだけ添える
  • 1枚だけではなく複数の証拠を組み合わせることが重要

❌ よくあるNG例

  • 証拠が少なすぎる(写真1~2枚のみ)
  • 通信記録の内容が薄い or 翻訳がない
  • 全く同じポーズの写真ばかり → やらせ感あり
  • 日本語がわからない配偶者の署名・説明なしの書類

4. よくある質問

Q. オンラインで知り合って、実際に会ったのは1回だけでも大丈夫?

A. 可能ではありますが、その後の交際の深さを丁寧に示す資料が必要です。実際に会った時の写真、ビデオ通話の記録、頻繁な連絡履歴などで実態を補完しましょう。


5. 専門家に依頼するメリット

行政書士など専門家に依頼すると、以下のようなメリットがあります:

  • 書類の不備を事前にチェックしてもらえる
  • 不許可になりやすいポイントを回避できる
  • 実態証明の資料の添付アドバイスが的確
  • 日本語に不安がある配偶者にも安心サポート

6. 外部リンク:参考にしたい信頼情報


7. まとめ:結婚の実態証明が審査通過の鍵

配偶者ビザの申請で最も重要なのは「結婚の実態をしっかり証明すること」。
資料の数ではなく「信ぴょう性」が評価されるため、誠実な証明と資料準備がカギを握ります。

不安な方は、事前に専門家に相談し、申請前に万全の準備を整えましょう。


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法