出入国記録の取得と確認方法を徹底解説|永住申請や帰化手続きに必須!

**出入国記録(入国・出国履歴)**は、永住許可・帰化申請・在留資格更新などで非常に重要な書類です。この記事では、出入国記録の取得方法・確認方法・必要書類・申請時の注意点まで、初心者でも迷わず対応できるようわかりやすく解説します。


✅この記事でわかること

  • 出入国記録とは?なぜ必要なのか?
  • 取得方法(郵送/窓口/オンライン)
  • 申請に必要な書類一覧
  • 出入国記録を確認すべき理由
  • よくある失敗と対処法
  • 関連リンク・申請フォームの紹介

1. 出入国記録とは?

出入国記録とは、日本における外国人の入国・出国履歴を記録した情報で、法務省 出入国在留管理庁(旧・入国管理局)が管理しています。

これは、下記のような場面で提出が求められます:

  • 永住許可申請
  • 帰化申請
  • 在留資格変更・更新
  • 雇用確認・ビザ履歴証明

📌 参考: 法務省 出入国記録の開示について(公式)


2. 出入国記録が必要な理由

特に永住申請や帰化申請では、過去の在留実績が審査の大きなポイントです。出入国の回数や期間、再入国許可の有無などを通して、**「継続的な日本滞在の実態」**を証明できます。

🔗 関連記事:永住ビザ(在留資格「永住者」)の住居要件|必要な在留年数と注意点を徹底解説


3. 出入国記録の取得方法

📮 方法① 郵送で申請(全国対応)

最も一般的な取得方法です。

提出先: 出入国在留管理庁 総務課 情報公開係
手数料: 無料(郵送料実費)
取得期間: 約2〜3週間

📄 必要書類:

  • 出入国記録開示請求書(公式様式)
  • 本人確認書類(パスポートや在留カードの写し)
  • 返信用封筒(84円切手貼付)

🏢 方法② 窓口申請(全国の出入国在留管理局)

本人が最寄りの地方出入国在留管理局に出向いて申請可能です。

  • 即日交付は不可(後日郵送)
  • 本人確認が厳格に行われます
  • 必ず予約・事前確認を!

📍全国の出入国管理局一覧はこちら:
出入国在留管理局(地方一覧)


🌐 方法③ オンライン確認(マイナポータル)

マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルで過去の出入国情報の一部確認が可能です。

マイナポータル公式サイト
▶ 機能案内:出入国記録の確認方法(e-Gov)


4. 申請時の注意点と確認事項

  • 氏名や生年月日が正確か確認しましょう(申請書の記入ミスが多いです)
  • 代理人による申請の場合は委任状が必須です
  • 出入国記録の申請先は【出入国在留管理庁】であり、市区町村役場ではありません

5. 出入国記録のチェックポイント

取得後は、以下の点を確認しましょう:

チェック項目内容
記録に漏れがないか自身の記憶と照合し、抜けや誤りを確認
出国期間が長すぎないか永住申請では、1回の出国が3か月以上だと不利
無許可出国の有無再入国許可なしで出国した記録がないか確認
特別出入国の記録があるか指定難民など特殊な処理がされていないか確認

6. よくある質問(FAQ)

Q. 手数料はかかりますか?
→ 原則無料です。返信用封筒や切手は自己負担です。

Q. 英文での発行は可能ですか?
→ 原則、日本語のみ。必要に応じて翻訳が必要です。

Q. 過去何年分まで取得できますか?
→ 原則、すべての入出国記録が対象ですが、デジタル化以前の記録は一部取得できない場合があります。


7. まとめ:正確な出入国記録の取得は申請成功の第一歩!

出入国記録の取得と確認は、永住許可・帰化申請・在留手続きの重要なステップです。早めに記録を取得して、正確な在留履歴を把握しておきましょう。


🔗 あわせて読みたい関係記事:

🔗 参考になる外部リンク:

無料相談

弊所では無料相談を実施しています。まずは、無料相談に、お気軽にお申込み下さい。ご相談の申し込みは、「お問い合わせページ」から承っております。
 
「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法