日本人の配偶者ビザの必要書類「質問書」とは?

はじめに

**日本人の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)**を申請する際には、複数の書類が必要です。その中でも特に重要な書類が「質問書」です。この記事では、質問書とは何か、その目的や記入方法、注意点について詳しく解説します。


質問書とは?

日本人の配偶者ビザにおける「質問書」の役割

質問書とは、入国管理局(入管)が結婚の真実性を確認するために提出を求める書類です。偽装結婚を防ぐために、日本人と外国人配偶者との交際から結婚までの経緯や生活状況などを詳細に記入する必要があります。


質問書で聞かれる内容とは?

以下のような質問が含まれます:

  • 二人の出会いのきっかけ・場所・時期
  • 初めて会った日とその場所
  • 結婚に至った経緯
  • 過去の連絡手段(LINE、メール、SNSなど)
  • 一緒に写っている写真の有無や撮影日
  • 結婚式の有無
  • 同居の有無とその期間
  • お互いの家族への紹介状況

質問書の書き方と注意点

1. 嘘を書かない

入管は記載内容の整合性を厳しくチェックします。虚偽の記載は審査落ちの原因となるため、正直かつ具体的に記載しましょう。

2. 詳細かつ一貫性を持たせる

日付や出来事の流れに一貫性があるかが重視されます。他の書類(例:交際記録、写真、メール履歴)との整合性も重要です。

3. 書き方に迷ったら専門家に相談

質問書の内容に不安がある場合は、行政書士などの専門家に相談するのがおすすめです。ビザ取得の成功率が高まります。


質問書の提出タイミング

質問書は「在留資格認定証明書交付申請書」に添付して、配偶者ビザの申請時に提出します。提出がないと、申請が不受理となる可能性があるため注意が必要です。


配偶者ビザ取得の成功ポイント

  • 質問書を丁寧に書くこと
  • 写真や交際記録などの証拠をしっかり揃えること
  • 申請内容に一貫性を持たせること

まとめ

日本人の配偶者ビザを取得するためには、「質問書」の記入が非常に重要です。出会いから結婚に至るまでの経緯を、正確・詳細・誠実に記載することで、入管に「真実の結婚」であることを証明できます。
ビザ申請に不安がある方は、専門家のサポートを受けて確実に準備しましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 質問書は手書きでもいいですか?

A. 手書きでもパソコン入力でも問題ありませんが、読みやすさと丁寧さが大切です。

Q. 質問書が原因で不許可になることはありますか?

A. はい、質問書の内容が不十分・矛盾している・虚偽と疑われる場合、ビザが不許可になる可能性があります


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「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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