国際結婚の手続き・必要書類まとめ|スムーズに進めるための完全ガイド

国際結婚を考えているけれど、「手続きが複雑そう」「必要書類がよくわからない」とお悩みではありませんか?
この記事では、日本人と外国人が結婚する際の「国際結婚の手続き」や「必要書類」について、分かりやすく解説します。
実際の流れ・注意点・国別の違いなど、2025年最新版の情報をもとにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。


✅この記事でわかること

  • 国際結婚の手続きの流れ(日本での届出、相手国での手続き)
  • 必要な書類一覧と入手方法
  • よくあるトラブルとその回避法
  • 国ごとの注意点(例:中国・韓国・アメリカ・フィリピン など)
  • ビザや在留資格との関係

1. 国際結婚とは?

国際結婚とは、異なる国籍を持つ二人が法律的に結婚することです。
日本人と外国人の結婚では、日本と相手国の両方で結婚の手続きを行う必要があります。


2. 国際結婚の手続きの流れ(基本編)

🔷STEP1:結婚意思の確認と婚姻要件具備証明書の取得

外国人パートナーの国で「日本人との結婚が法律上可能であること」を証明する必要があります。これが「婚姻要件具備証明書」です。

提出先: 在日外国大使館・領事館または相手国の機関
発行元: 日本の市区町村役場/外務省/または相手国の機関


🔷STEP2:日本の役所で婚姻届を提出

  • 必要書類(日本人側)
    • 婚姻届
    • 戸籍謄本(本籍地以外の市区町村に提出する場合)
    • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 必要書類(外国人側)
    • パスポートの写し
    • 婚姻要件具備証明書(原本と日本語訳)
    • 出生証明書(国によっては必要)

🔷STEP3:相手国でも婚姻手続き

日本での婚姻が受理されたら、その内容を相手国にも届け出る必要があります。
提出方法や必要書類は国によって異なるため、各国の大使館・領事館に事前確認が必要です。


3. 国際結婚に必要な書類まとめ(国共通)

書類名概要入手先
婚姻届日本での結婚届け出用紙市区町村役場
戸籍謄本日本人の身分証明本籍地の役所
婚姻要件具備証明書相手が結婚可能な法的証明各国大使館など
パスポート身分確認書類各国の発行機関
出生証明書出生地情報を証明(必要国のみ)外国の公的機関
各種翻訳文上記書類の日本語訳自作または翻訳者作成

4. 国別の注意点

🇨🇳 中国人との国際結婚

  • 中国では「婚姻登記」を行う必要があります。
  • 中国民政局での手続きが必要。

🇵🇭 フィリピン人との国際結婚

  • PSA(フィリピン統計庁)発行の出生証明書などが必要。
  • フィリピンでは結婚前にセミナー参加が義務付けられることも。

🇺🇸 アメリカ人との国際結婚

  • 州によって結婚手続きが異なるので、相手の居住州のルールに注意。
  • 米国での婚姻証明取得後、日本への報告的届出が必要。

5. よくあるトラブルと注意点

⚠️偽装結婚と疑われないために

在留資格の取得の際、本物の結婚かどうかを厳しく審査されます。
写真・メッセージ履歴・同居の証明などが必要になることも。

⚠️書類の不備

翻訳の不備、期限切れ、役所による書式違いなど、細かいルールに要注意。


6. 国際結婚後の手続き

  • 在留資格(配偶者ビザ)の取得
  • 外国人配偶者の住民登録
  • 国際結婚による氏の変更(任意)

7. よくある質問(FAQ)

Q. 結婚後に姓を変える必要はありますか?
→ 法律上、必ずしも変更の義務はありません。ただし変更する場合は、別途手続きが必要です。

Q. 配偶者ビザの取得はどれくらい時間がかかる?
→ 通常、1〜3か月程度ですが、書類不備があるとさらに時間がかかります。

Q. 翻訳は自分でしても大丈夫?
→ 基本的には可能ですが、専門用語が多いため行政書士や翻訳会社に依頼するのが安全です。


まとめ|事前準備が成功のカギ

国際結婚の手続きは、国によって大きく異なるため、事前の情報収集と計画的な準備が重要です。
この記事を参考に、スムーズな国際結婚手続きを進めていきましょう。


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  「記事監修」
加納行政書士事務所
運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/  

代表
特定行政書士 加納 裕之  
「学歴」
 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学))
 明治大学法科大学院修了
「資格」
 行政書士(特定付記)、TOEIC805点
「専門分野」
 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法

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