技術・人文知識・国際業務ビザの申請に必要な書類一覧と取得のポイント
「技術・人文知識・国際業務ビザ(通称:技人国ビザ)」の申請書類が知りたい!
日本で働く外国人の多くが取得するこのビザですが、書類の不備や誤解により却下されるケースも少なくありません。本記事では、技人国ビザの申請に必要な書類を完全解説。企業担当者や外国人本人にとっても役立つ内容を網羅しました。
目次
✅ 技術・人文知識・国際業務ビザとは?
「技術・人文知識・国際業務ビザ」とは、日本で専門的な知識や技能を活かして働く外国人向けの在留資格です。代表的な職種には以下が含まれます:
- ITエンジニア
- 通訳・翻訳
- 会計士・コンサルタント
- マーケティング・貿易業務 など
📄 技人国ビザ申請に必要な書類一覧【最新版】
申請書類は、「本人が準備する書類」と「受け入れ企業が準備する書類」に大別されます。
1,【本人が用意する書類】
書類名 | 解説 |
---|---|
在留資格認定証明書交付申請書 | 指定様式(1通) |
写真(4cm×3cm)1枚 | 6ヶ月以内に撮影、無背景、正面 |
パスポートのコピー | 顔写真のページなど |
履歴書(学歴・職歴) | 日本語または英語で記載 |
最終学歴の卒業証明書 | 原本または公的な写し |
成績証明書(任意) | 専攻内容確認用(IT職等で有効) |
職務経歴書(職歴者のみ) | 特に学歴以外で職種との関連を証明する場合に有効 |
2,【企業が用意する書類】
書類名 | 解説 |
---|---|
雇用契約書または内定通知書 | 勤務条件・業務内容・給与等を記載 |
会社案内・パンフレット | 企業規模・業務内容の確認用 |
登記事項証明書(履歴事項全部証明書) | 法務局発行、3ヶ月以内のもの |
直近1~2期分の決算報告書 | 経営の安定性を確認するため |
業務内容説明書(職務内容明細書) | 特に職務と学歴の関連性を示す書類 |
3,職種別で追加が必要な場合の書類
【IT技術者】
- システム開発実績の説明書
- プログラミングスキル証明書(任意)
【翻訳・通訳、国際業務】
- 過去の翻訳実績
- 語学能力を証明する資格(TOEIC、JLPTなど)
🔍 審査に通るための重要ポイント
1. 学歴と職務内容の整合性が最重要
- 「ITエンジニア」なら情報工学系学位
- 「通訳・翻訳」なら語学系の専攻や経験
学歴と就労予定の業務内容が明確に関連している必要があります。
2. 職務内容の具体性
抽象的な内容(例:事務全般)ではなく、「英文契約書の翻訳・チェック業務」「海外との調達交渉・契約手続き」など具体的に記載すると審査に好影響です。
3. 企業側の体制・信頼性
設立間もない企業や赤字決算の場合、就労先としての信頼性が審査の焦点に。会社案内や事業計画、オフィス写真などを補足資料として提出するとよいでしょう。
📝 よくある質問(FAQ)
Q. 学歴がなくても技人国ビザは取れますか?
原則として大学卒業以上または10年以上の実務経験が必要です。学歴がない場合は、経験で証明できるかがポイントです。
Q. 内定段階でも申請可能?
はい。雇用契約書または内定通知書があれば申請可能です。ただし、実際の勤務開始時期と在留資格の有効期間に注意しましょう。
Q. 会社側が準備すべき書類は?
主に「雇用契約書」「会社概要資料」「登記事項証明書」「決算書」などが必要です。中小企業では信用性を高めるため、パンフレットなども添付すると良いでしょう。
📝 書類不備による不許可を防ぐコツ
- 書類の日本語訳を忘れずに(特に卒業証明書)
- 提出書類は最新版・正式文書で統一
- 業務内容と申請者のスキルのつながりを論理的に記載
✨ まとめ:確実に通すなら「準備8割」
技術・人文知識・国際業務ビザの申請で重要なのは、職種と学歴・経歴の整合性と、企業の信頼性の証明です。書類が万全であれば、審査期間も短縮でき、スムーズに在留資格を取得することが可能です。
💼 行政書士に相談するのも安心な選択
「書類が難しい」「初めての申請で不安」──そんなときは、ビザ専門の行政書士に相談するのが最短で安心な道です。プロのチェックで不許可リスクを回避しましょう。
関連リンク
![]() 「記事監修」 加納行政書士事務所 運営HP:ビザ申請サポートNavi https://visasupportnavi.net/ 代表 特定行政書士 加納 裕之 「学歴」 同志社大学大学院法学研究科公法学専攻博士前期課程修了(修士(法学)) 明治大学法科大学院修了 「資格」 行政書士(特定付記)、TOEIC805点 「専門分野」 入管取次・ビザ申請、在留資格、永住・帰化、外国人問題、国際公法 |
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